男の子がママに似る確率は高い?外見や知性の遺伝に関する話

男の子はママ似になるって本当? 男の子
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あなたは父親似ですか?母親似ですか?そして、おなたのお子さんはあなたに似ていますか?

即答できる方もいらっしゃれば、私のようにどっちかな?と迷う方もいらっしゃると思います。

今回は「男の子ってママに似ることが多いの?」という疑問について考えてみました。

男の子は母親似、女の子は父親似になるって本当?

「カエルの子はカエル」「トンビがタカを生む」など、生物の遺伝に関わることわざがいくつかありますが、「男の子は母親似、女の子は父親似になる」っていう話も耳にしたことが多いのではありませんか?

私は小さい頃、よく父親似だと言われていて、それがとてもイヤでした。

「女の子は父親に似ると幸せになる、美人になるよ」なんて話もよく聞きましたが、当時の私には、嫌がる私のために気休めを言ってくれているのだとしか思えませんでしたね。

ちょっと、話が横道に逸れてしまいましたが、「男の子は母親似」になる理由ってちゃんと存在するのでしょうか?

親子の遺伝に関する生物学の話

遺伝の話って、ちょっと学問的な内容になってしまい難しいのですが、私が理解できる範囲で、親子の遺伝に関する話をピックアップしました。

いくつかご紹介しますね。

「男の子は母親似、女の子は父親似」の理由になりそうな染色体の話

親から子への遺伝子情報を伝えるものに「染色体」があります。染色体は、合計で23組あって、1組の中に同じ形のものが2本ずつ含まれています。

その中で、男と女を決めている染色体があり「性染色体」と呼ばれます。性染色体は、

男性 ⇒ XY
女性 ⇒ XX

で表されます。これは父親と母親から1本ずつ引き継いだものです。つまり

母親からX、父親からYの染色体を引き継ぐと ⇒ 男の子(XY)
母親からX、父親からXの染色体を引き継ぐと ⇒ 女の子(XX)

が産まれてくるんですね。

ここで注目したいのが、XとYの染色体のそれぞれの特性です。

実は、Y染色体には、男の子を特徴づける生殖器の情報しか含んでいないのに対して、X染色体は、身体の構造や外見上の特徴、性格などを含みます。

それゆえに、XYの組み合わせで生まれてきた男の子は、母親の遺伝子情報(X染色体)が優位に働いて、ママ似になることがあるというわけです。

とはいえ、これはは23組ある遺伝子情報のたったひとつに関すること。ほかにもたくさんの遺伝子情報があって、その結果、ママ似 or パパ似になるわけなので、「こんな可能性もあるよ」という程度の認識でいた方が良さそうですね。

このパーツが似ていると、ソックリに見える

私は小さい頃こそ、父親似と言われていましたが、今ではあまり父の顔に似ているとは感じません。だからと言って母親にそっくりになったのかというと、そうでもありません。

つまり、どちらにも似ていると言い難い…。

 

しかし、世の中には一瞬見ただけで親子だと分かるそっくりな親子もいますよね?

その違いは、何かというと、どのパーツが遺伝したかということです。

顔には、親子で似やすい部分とそうでない部分があります。

大まかにいうと、「目」「鼻」「顎」の3箇所が、遺伝しやすい顔のパーツです。

この3つがどれも、パパかママのどちらかから遺伝したものであれば、「パパそっくり」もしくは「ママそっくり」になる可能性が高いということですね。

ちなみに、唇や頬など、筋肉でできている箇所は、呼吸の方法や食事の仕方などに影響を受け、生活環境により変化するため、生まれたときは似ていても、成長すると似なくなることもあるそうですよ。

ママは責任重大!?学力に関する遺伝の話

さて、顔など外見上の「似る」ではないのですが、親子の遺伝について調べている中で個人的に衝撃を受けた知性の遺伝説について少しレポートしておこうと思います。

男の子は知性は母親から遺伝!?

私個人は、子どもの学力って、努力した分だけ伸びると思っていました。

しかし、遺伝に関する研究結果によると、生まれた後の努力よりも親からの遺伝によるものが大きい可能性があるそうです。また、学力につながる知性は、父親と母親から半分ずつ遺伝するのではなく、母親由来の遺伝が優位になるとも伝えられています。

知性に関する遺伝情報はX染色体に含まれるため、特に母親からのみX染色体を受け継ぐ男の子は、母親による遺伝の影響を強く受けるのだとか…。

この話は、テレビ番組でも取り上げられて話題になりましたね。

子どもの学力と母親の学歴との関係

こちらは、2018年に文部科学省がお茶の水大学の研究者に委託して取りまとめられた調査結果のお話です。

毎年4月に小学6年生と中学3年生を対象とした「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)が行われますが、実は、このテストに付随して保護者対象のアンケート調査も実施されているのをご存知でしょうか?

文部科学省が発表した調査結果には、テストの正答率と保護者の年収や学歴などとの相関関係が示されています。60ページ以上にもなる分厚い報告書なのですが、その中で注目したい、とある結果がこちらです。

子どもの学力に影響を与えるのは、父親の学歴よりも母親の学歴

基本的に、両親の学歴が高いほど、その子どもの学力が高い傾向が出ています。

さらに詳しく見てみると、母親の学歴が高いほど、正答率は高くなる。その伸び率が、父親の学歴との関係よりも強く表れているのです。

受け継いだ遺伝をどう伸ばしていくか

外見にしろ学力にしろ、遺伝のチカラが少なからず働いているのは間違いないようですね。

でも、学力に関して母親の影響を受けるという説も、本当かもしれないけど、決してそれが100%ではないはず。

子どもの能力を活かせるように、上手に導いてあげれば子どもはきっと賢く育ってくれます。

どちらにせよ、やっぱり母親って責任重大ですね…。

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