出産の痛みレベルはどれくらい?陣痛から産後にかけての痛みと軽減方法

出産の痛みレベルはどれくらい 妊娠・出産

「陣痛の痛みは一体どのくらいなんだろう?」「出産に耐えられるかな…?」

初めての出産を控えている妊婦さんは出産の痛みについて、不安や怖さを感じることもあるが思います。

今回は、出産から産後にかけて経験する痛みに関すること、

  • 出産の痛みレベル
  • 出産の痛みを和らげる方法
  • 知っておきたい産後の痛み

について、私自身の出産体験(長男・自然分娩)を交えながら、お伝えします。

鼻からスイカは本当?出産の痛みレベル

結論から言いますと、鼻からスイカは本当です。

今、鼻が割けてスイカが出てくる場面をイメージしたと思いますが、まさにあんな感じです。よく言ったものだと思います。

付け加えるならば、あれに、バキバキ、とかゴリゴリとか、骨が砕ける効果音が加わるとさらに実際に近づくのではないかと思います。

出産の痛みレベルを数値で表す「McGill Scale」

そんな抽象的な説明では分からないという方も多いと思います。実は、出産の痛みをイメージするための指標があることをご存知でしょうか?

McGill Scale」という痛みの指標です。

 

出産の痛みレベル

McGill Scale

 

この痛みの指標は、外傷による痛みなどについて、最も痛いレベルを50点満点として評価・指標化したものです。

これによると、捻挫や打撲などは20点付近のレベルであるのに対し、指を切断する痛さが40点を超えたところ、そして、出産の痛みは、

  • 出産訓練なしの初産婦さん⇒40点弱
  • 出産訓練ありの初産婦さん⇒30点強
  • 経産婦さん⇒30点弱

となっていますね。

出産の痛みを体験してみて、これは妥当な指標レベルだなと感じます。

確かに骨折とは比べ物にならないくらいの痛みだけど、指の切断よりも痛いかと言われればちょっと考えるレベルです。(指を切断したことはありません。)

なぜ出産は痛い?

出産はなぜそんなに痛いのでしょう?

赤ちゃんがおなかから出てくる過程の中で、体の中でどんな変化があり、そこからどんな種類の痛みが生まれるのかについて調べ、まとめてみました。

分娩は大きく3つのステージに分けられます。

第一期(開口期)

陣痛が始まる第一期です。10分間隔以内で痛みを繰り返し感じるようになったら、陣痛が始まったと思っていいでしょう。

最初は、始めはおへその下辺りに生理痛のような鈍い痛みを感じます。子宮の中にいる赤ちゃんがだんだん下におりてきて子宮の出口を広げようとする痛みがメインです。

下腹部や腰の辺りが痛くなってきて、鈍い痛みから徐々に鋭い痛みに変化します。また、陣痛が来ているときは、歩いたりするのは困難になってきます。

第二期(娩出期)

赤ちゃんがいよいよ出てくる第二期は、子宮口が開き、赤ちゃんの頭が下がってくるため、会陰部や肛門付近にも痛みを感じるようになります。狭い産道を赤ちゃんが通るため、骨盤が広がる痛みがメインになります。

そして、赤ちゃんの頭が見えるときが、出産の痛みのピークです。

実際、私も、このステージの痛みが最大だと感じました。腰から下の全部がきしむような、砕けるような痛みだったと記憶しています。思い出すだけでも鳥肌が立ちます…。

第三期(後産期)

第三期は、赤ちゃんが出た後に、胎盤を排出するステージです。

弱い陣痛が起こるのですが、赤ちゃんが出た後なので、あまり感じない人も多いようですね。会陰切開を行った場合は、ここで縫合処置も行います。

私は、このステージでの痛みの記憶はありません。赤ちゃんが出て、ほっとして、失神しているも同然だった気がします。

会陰切開の処置もしてもらったのですが、麻酔もあったのか、なかったか…よく覚えていません。

 

参考:怖くない・痛くない・つらくない 無痛分娩

出産の痛みを和らげるには?

出産の痛みを和らげるには

少しでも出産の痛みを緩和することができたら、うれしいですよね。

私は一人目出産のとき、痛みについて、何の前準備もなく、心構えもありませんでした。痛いことはもちろん予想していましたけど、我慢できるものだと思っていたし、それほど恐怖心もありませんでした。

しかし、出産の痛みは私の想像の遥か上をいっていました。

パニックに陥りながらも、なんとか無事に出産できましたが、2人目を妊娠したときは、もう一度、あの痛みを経験すると思うと、本当に怖くなってしまったほどです。

 無痛分娩の選択

痛みを和らげる分娩方法として挙げられるのが無痛分娩です。和痛分娩と呼ぶ場合もあります。

無痛分娩は、麻酔によって陣痛の痛みを緩和し、リラックスした状態でお産をする方法です。

無痛分娩が行える病院は限られていますし、計画分娩になると陣痛促進剤を使用することが多いので、より自然な形でのお産を望む方には不向きかもしれません。

しかし、あの壮絶な痛みを和らげられるのはメリットです。気になる方は、体験レポートもぜひ参考にしてみてくださいね。

 呼吸法を身に付ける

私が、出産を体験して深く感じたことは、出産のときの呼吸は、とても大切だということです。

例えば、筋トレをするときや長距離を走るとき、水泳をするとき、ヨガをするとき、呼吸の仕方や工夫ひとつで、動きが楽になったりつらさが和らいだりすることがあります。

つらさの比にはなりませんが、出産も呼吸の仕方で楽になったり、お産がスムーズに進むことが期待できます。また、きちんと呼吸をすることで、おなかの赤ちゃんに十分な酸素を供給できるメリットもあります。

特に、息を吐くことがとても大事です。呼吸にメリハリをつけることで、いきみやすさも違います。

さきほど紹介した「McGill Scale」の痛み指標においても、出産訓練があるのとないのでは初産婦さんの感じる痛みに大きな違いがありますよね?

 

どんな出産方法を選ぶにしても、呼吸法については自分に合うと思うものを身に付けていて損はありません。

病院で推奨している呼吸法を選ぶのも良いですし、興味のある方法について調べるのもおすすめです。今では動画などでも練習できますしね。

 

代表的なものを紹介しておきますね。

ラマーズ法

「ヒッ・ヒッ・フー」の呼吸が、とても有名な方法ですね。

フランスのラマーズ博士の名前がとられていますが、実は、ロシアのBonwill医師が行っていた方法です。Bonwill医師は、歯科治療や外科治療の際の痛みを逃すためにもラマーズ法を用いていたとのこと。

私が出産した病院で行われていたマタニティクラスで習う呼吸法もラマーズ法をベースにしたものでした。

ラマーズ法には、次のようなメリットや特徴があります。

  • ワルツの呼吸と補助動作の組み合わせに集中することで痛みの緩和が期待できる
  • 分娩中のエネルギー消費が節約できる

ソフロロジー式

ソフロロジー式出産は、リラックスした状態での出産を目指す出産方法です。

イメージトレーニングやエクササイズを用いて自分自身をコントロールし、出産への不安や恐怖を減らします。

また、妊娠中にトレーニングすることにより、出産に対して前向きな気持ちを育みます。リラックスするためのエクササイズには、ヨガや禅のエッセンスが応用されているので、日本人にも馴染みやすそうです。

私は出産後にソフロロジー式について知りましたが、出産前にもっと呼吸法について勉強しておくべきだったと深く後悔しました。

出産を控えている妊婦さんは、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

 

 
 

産んだら終わりではない!産後の痛み

産後の痛み

出産を終えたら、これで痛みから解放されると思いきや、それは大間違いです。

出産の痛みとは別に、「これは予想外につらいよ!」という痛みがあることも念のため知っておきましょう。

人によっては陣痛よりつらい後陣痛

後陣痛とは、赤ちゃんが出た後、子宮がもとの大きさに戻ろうと収縮する際に感じる陣痛のような痛みのことです。産後1~2日がピークといわれています。

私は、出産した日の次の日くらいまで、生理痛のような痛みを感じました。人によっては、出産前の陣痛より痛みが強くなることがあります。

あまりにひどい場合は内服薬を処方してもらうこともできます。産後の疲れた体を休ませてあげるためにも、つらいときは医師にちゃんと相談してくださいね。

会陰切開の痛みはいつまで続く?

会陰切開とは

会陰とは、膣口と肛門の間の部分です。

分娩の際、赤ちゃんが出てきやすくするために、会陰部をはさみで切って広げる処置のことを会陰切開と言います。すべてのケースで行われるのではなく、必要な場合にのみ行われます。

私の場合は、吸引分娩が必要になったため、その際に会陰切開を行いました。

基本的に局部麻酔をしてから行われるのですが、分娩時の痛みが強いので、麻酔の注射をしたのかどうかすら分かりませんでした。しかし、麻酔が切れると引きつるような痛さを感じました。

会陰切開の痛みはいつまで続く?

強い痛みは、3日程度だったと思います。一般的には、退院する頃にはあまり気にならなくなります。

ただ私の場合は、切れ痔の症状も出ていたみたいで、退院した後も、まともに椅子に座ることができませんでした。この地味な痛みはちょっと想定外でしたね。

ドーナツ型のクッションがあれば、なんとか座れる感じです。会陰切開の痛みなのか痔の痛みなのかよく分からなくて、もうボロボロでした。

もちろん痔には塗り薬を処方してもらっていましたが、今思い出すとちょっと笑えます。

会陰切開は、傷の程度には人によって異なるため、痛みが続く期間も個人差があります。私の場合は、1ヶ月健診のころには痛みは完全になくなっていました。

抜糸はするの?

会陰切開の縫合には、吸収糸といって、抜糸の必要のない体に吸収される糸を使用しました。

1ヶ月健診のころにはすでになくなっており、「健診でも傷はきれいになってますよ」と確認してもらえます。

便秘予防が大事

会陰切開の傷が治癒するまでの間、つらかったのは排便でいきむときです。

私は、妊娠中便秘ぎみだったので、痔の症状もあり、トイレの時間がとても憂鬱でした。長くても1ヶ月程度で治癒する会陰切開ですが、便秘にならないための予防ケアは妊娠中から心がけておくことをおすすめします。

「痛みが怖い」ママへ

出産の痛みについて述べてきましたが、本当のところは、出産の痛みについては、あまり深刻に考えず、ママと赤ちゃんの体と心のケアを中心にリラックスしたマタニティライフを送って欲しいというのが、私の中での一番の気持ちです。

ただ、私は、出産の痛みを経験して、もっと予備知識があれば、あの壮絶な痛みやパニックを少しでも緩和できたはずだと感じています。なので、初産を迎えるママに知っておいて欲しい痛みについてまとめてみました。

今、「出産の痛みが怖い」と感じるママは、少なくとも前の私より痛みについてきちんと考えていて、出産の準備ができているのだと思います。

穏やかな出産とまではいかなくても、自分が満足できる出産ができるように、出産方法や呼吸方法などについて考えるきっかけになれば幸いです。

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