スポーツ

高梨沙羅の規定違反理由!なぜ失格?スーツ規定とはどんなもの?

北京五輪の新種目のジャンプ混合団体で、高梨沙羅さんがまさかのスーツ規定違反で失格となりました。

なぜ失格となったのか、規定違反の理由、そもそもジャンプスーツ規定とはどんなものなのか?についてリサーチしました。

 

高梨沙羅が規定違反で失格!なぜ?(北京ジャンプ団体戦)

高梨沙羅

スキー個人で4位という悔しい結果に終わった高梨沙羅さん。

 

団体戦でのジャンプが期待されていましたが、なんと、

『高梨沙羅・規定違反で失格』

という結果に…!

 

まさかまさかの結果に、ファンならずとも、

「なぜ?」「理由は?」と憤りを感じた方も多いのではないでしょうか?

 

高梨沙羅の規定違反理由とは?スーツの規定ってどんなもの?

高梨沙羅さんの規定違反の理由とは、何だったのでしょう?

そもそも、スーツの規定って何?と感じた方もいると思うのですが…

 

スーツの規定とは?

国際スキー連盟(FIS)は次のようにスーツについて規定しています。

「直立姿勢で、スーツ寸法はボディーと一致しなければならず、最大許容差はスーツのあらゆる部分において、ボディーに対しプラス1センチ~3センチ(女子は同2センチ~4センチ)とする」

 

実は、スキージャンプのスーツは飛距離に大きく影響するものであり、

国際スキー連盟(FIS)は毎年のように規則を改定しています。

違反が多いのが股下部分。例えば、スーツの股下が1センチ下がっただけで飛距離が伸びるそうです

 

高梨沙羅の規定違反の理由は?

今回、高梨沙羅さんの場合は、

太もも回りが2センチ、オーバーしていた

とのこと。

 

通常スーツは、シーズン初めに計測して数値を提出します。

体重の変化などで誤差が出てくるケースがあるため、スーツ規定違反は珍しくありません。

実際に北京五輪でもドイツで規定違反はありましたし、2021年のワールドカップにおいても、日本では規定違反が続出していました。

 

スーツの寸法でも規定ギリギリを狙って、勝負をかけているということだと思います。

 

1998年長野五輪ジャンプ団体金メダリストの原田雅彦氏は、次のようにコメント。

「本人の責任でも、測った審判の責任でもない。我々管理する立場がしっかり管理しないといけない」

引用:日刊スポーツ

高梨沙羅さんが指摘された、太もも部分での失格は「聞いたことがない」とのこと。

 

また、高梨沙羅さんのコーチの話によると、

高梨沙羅さんのスーツはノーマルヒルの際に着ていたものと同じスーツだったそうです。

 

加えて、

高地での乾燥により、水分が不足

⇒ 水分不足から、体重が減少していた可能性がある。

⇒ 体重減少により、スーツの寸法に余りの部分ができる

⇒規定違反の要因になった

という見解も。

 

検査は抜き打ちで行われる

テレビ中継で解説を務めた五輪3大会出場の竹内択さんの話によると、

スーツは飛んだ後に抜き打ちで検査され、

  • スーツの大きさ
  • 体重
  • 板の長さ
  • 板と金具の位置が合っているか

などをチェックされることがあるとのこと。

 

「だいたいこういう時に失格になるのはスーツが大きいのか、体重が足りているか。考えられるのはスーツのどこかの箇所が大きくて失格ということではないか。なかなかスーツを、毎回その日に合わせるのはすごく大変。選手はシビアに見ているところではあるんですけど、なかなか今回のは珍しいケース」

出典:中日スポーツ

 

最終的に、日本チームの混合団体は4位という結果に。

なんともやりきれないですね。

 

高梨沙羅が規定違反の結果に号泣!応援する声も多数!

1回目のジャンプ後、涙を流し、スタッフに支えられて歩いていた高梨沙羅さん。

2回目のジャンプ着地後、泣き崩れた姿がなんともいえませんでしたね。

 

あの精神状態でありながら、2回目のジャンプを跳びきった高梨沙羅さん。

SNSでは、そんな沙羅さんを称え、応援する声でいっぱいでした。

高梨沙羅さん、本当にお疲れ様でした!

 

こちらもCHECK

-スポーツ