バドミントン選手として活躍する桃田賢斗さん。
桃田選手は幼少時代どんな風に育ってきたのでしょう?
今回は、桃田賢斗選手の生い立ちや幼少期のこと、また若い頃からの経歴・戦績をまとめてみました。
桃田賢斗の生い立ち
桃田賢斗選手は1994年9月1日生まれ。香川県三豊市で育ちました。
家族は、
- 父親の信弘さん
- 母親の美千代さん
- 姉のめい子さん
と賢斗さんの4人家族です。
「賢斗」という名前はお父さんが命名。
世界で活躍するヒーローになるようにと願いを込めて、スーパーマンの主人公である「クラーク・ケント」に由来しているそうです。
実家のまわりは、田んぼに囲まれていて、
金刀比羅宮も近いので、実家に帰ったときは、いつもお参りをするとか。
瀬戸内海が近く、よくお父さんに海に連れていってもらったそうです。
バドミントンを始めたきっかけは?
姉のめい子さんがバドミントンを習っていて、7歳の頃に姉の練習についていき、試しにやってみたことが賢斗さんがバドミントンを始めたきっかけです。
しばらくはシャトルがうまく打てず、「正直なところあまり楽しくなかった」とも著書で語られています。
得意のヘアピンショットは家での練習の成果?
小学校4年生の頃から、お父さんの個人特訓が始まったそうです。
メニューは、
- 約400mのコース10周ランニング
- 20mダッシュ6本×2セット
- 家の脇でのフットワーク
など。
お父さんが怖くて、泣きながら走ったことも。
それでも、小学校5年生くらいから上手にシャトルが打てるようになると、バトミントンが楽しくなってきたとか。
自宅のリビングの入り口にゴムネットを張り、遊びながら打っているうちに、ヘアピンショットが上達したそうです。
ヘアピンショットは桃田賢斗選手の得意技でもありますが、ご家庭での遊び練習が生かされているんですね。
そして、小学6年生のときに出場した全国大会で優勝し、中学からは、バトミントンの強豪校である福島の富岡中に進学します。
桃田賢斗は幼少期から運動神経抜群
小学校の頃から、すでにバトミントンの大会でも優れた成績を出していた賢斗さんですが、実は、
小さい頃の夢はプロ野球選手
だったそうです。
お父さんが阪神ファンで、幼稚園の頃から、父親とキャッチボールをしていました。
賢斗さんは、小学校4年の頃から、ソフトボールとバドミントンを掛け持ちでやっていたんですね。
ソフトボールではピッチャをやったり、ファーストを守ったり。
投げる、打つ、捕る、全部得意だったそうです。
そして、お父さんも実は賢斗さんに野球をやって欲しかったみたいですが、当時のソフトボールクラブはそれほど強いチームではなかった。
賢斗さんとしては、チームではなく、個人の力で勝てるバドミントンに気持ちが向いていったようです。
桃田賢斗には震災経験も?
桃田賢斗選手は、香川県の三豊市立吉津小学校を卒業後、
福島県富岡町立富岡第一中学校 ⇒ 福島県立富岡高等学校
へと進学します。
東日本大震災が起きたのは、桃田選手が、高校1年の終わり頃。
賢斗さんは、ちょうどそのときインドネシアに武者修行に出ていて、震災時に福島にはいませんでした。
ただ、海外でひとり、自分にとっ第二の故郷ともいえる地が大変なことになっていることを知り、混乱と不安を感じたに違いありません。
通っていた富岡高校は、福島第一原発から10キロ圏内だったため、震災後は猪苗代町に拠点を移して活動を再開。
桃田選手は中・高を過ごした福島の地を「自分のバドミントンプレーヤーとしてのすべてを培った」場所と語っています。
そして、毎年3月11日を迎えるたびに、福島への思いを込め、気持ちを新たにするそうです。
「人間は誰でも、毎日の生活をしていると、どうしても、どこかで気持ちが緩んだり、大事にしていることが疎かになってしまう部分があると思います。でも、3月11日という日を迎えることで、もう一度、気持ちを引き締められる。みんなで協力することによって、できないことはないという団結力を感じ、日本が一つになれるタイミングだと思います。だから、3月11日という日を、大事に、一つの教訓として捉えていけたらいいと思います」
引用:https://2020.yahoo.co.jp/column/detail/202103010002-spnavi?page=2
桃田賢斗の経歴と戦績まとめ
最後に桃田賢斗選手の経歴と主な戦績をまとめておきますね。
小学校時代の戦績
- 香川県大会で2位、全国ABC大会に出場(小学校2年)
- 全国小学生選手権シングルスで優勝。(小学校6年)
中学校時代の戦績
- 全国中学校バドミントン大会で優勝
- 全日本ジュニアバドミントン選手権大会 ベスト4
- 全日本総合選手権の予選に出場(中学生での出場は、バドミントン男子選手で史上初)
高校時代の戦績
- 世界ジュニア選手権男子シングルス 銅メダル
- 全日本総合選手権 準々決勝に進出
- アジアユース選手権男子シングルス で金メダル
- インターハイ男子シングルス 優勝
- 世界ジュニア選手権男子シングルス 優勝
実業団時代の戦績
2013年にNTT東日本に入社
2015年
- シンガポールオープンBWFスーパーシリーズ男子シングルス 優勝
- インドネシアオープンスーパーシリーズプレミア 優勝
- 世界選手権 銅メダル
- 全日本総合選手権 優勝
- スーパーシリーズファイナルズ男子シングルス 優勝
2015年8月には、世界ランキング3位に
- 2016年4月スーパーシリーズファイナルズ男子シングルス 優勝 ⇒ 世界ランキング2位に
違法賭博店の利用発覚による大会出場停止処分を受ける
- 2017年 日本ランキングサーキット大会 優勝
- 2017年 全日本社会人バドミントン選手権大会 優勝
- 2018年 世界選手権 優勝
- 2018年 全日本総合バドミントン選手権大会 優勝
2018年9月 世界ランキング1位に(日本男子史上初)
- 2020年1月 マレーシア・マスターズ 優勝
2020年1月にマレーシアで交通事故に見舞われる
- 2020年12月 全日本総合バドミントン選手権大会 優勝
- 2021年3月 全英オープン ベスト8
- 2021年6月 東京オリンピック代表に内定⇒予選リーグで敗退
- 2022年 全日本総合バドミントン選手権大会 優勝