ウクライナ大統領・ゼレンスキー氏。
多くのウクライナ国民に支持されていますが、ゼレンスキー大統領はどんな経歴をお持ちなのでしょうか?
今回は、ゼレンスキー大統領の
- 生い立ちと学歴
- 俳優やコメディアンだった過去の経歴
- 話題のピアノ動画
をご紹介します。
ゼレンスキー大統領の経歴①元コメディアン俳優
多くのウクライナ国民の指示を受け、また世界からも注目を浴びている
ウクライナの大統領・ウォロディミル・オレクサンドロヴィチ・ゼレンスキー氏。
実は、元俳優・コメディアンという異色の経歴を持った大統領です!
さっそく、ゼレンスキー大統領の経歴を生い立ちからチェックしていきましょう。
生い立ちと学歴
ゼレンスキー大統領は1978年1月25日生まれ。
当時、ソビエト連邦構成国のひとつ、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国のクルイヴィーイ・リーフ市で育ちました。
父親と母親の職業はそれぞれ、
- クルイヴィーイ・リーフ校の研究者
- エンジニア
だったそう。
子どもの頃から、話芸に秀でており、テレビのバラエティ番組でアマチュア芸人として出演したこともあったとか。
17歳のときには、地元のコメディ劇団に入っていたようです。
最終学歴は、キエフ国立経済大学。
専攻は法学でした。
俳優・声優・コメディアンという驚きの経歴
大学卒業後、法曹界ではなく、俳優・コメディアンへの道を選んだゼレンスキー氏。
- 1997年:番組内でコメディ劇団「第95街区(ウクライナ語版)」を結成
- 2003年:「第95街区」をコメディ映画・番組・舞台の制作会社へと再編
- 2006年:イギリスのダンス番組「ストリクトリー・カム・ダンシング」のウクライナ版でブレイク
- 2012年:ウクライナ映画「ルジェフスキー対ナポレオン」にナポレオン役で出演
と、俳優としての経歴を重ねていきます。
ブレイクとなったダンス番組の動画はこちら!
ゼレンスキー大統領のピアノ動画を紹介!
また、コメディアン時代のゼレンスキー大統領のピアノ動画も話題になっていますね!
俳優時代のゼレンスキー氏はまた、2015年に、政治風刺ドラマである『国民の僕(しもべ)』で主役を獲得!
これは、とある歴史教師がふとしたことから素人政治家として大統領に当選し政界と対決する姿をユーモアを交え描かれた作品です。
さらに、映画版『国民の僕 第2部』でウクライナ映画賞・主演男優賞にノミネートされています。
日本でも芸能界で活躍していた人が、政治の世界に進むことは珍しいことではありませんが、さすがに首相まで上り詰めるのは難しいですよね。
ウクライナでは周知のことかもしれませんが、海外から見ると、本当に異色中の異色の経歴を持つ大統領です!
ゼレンスキー大統領の経歴②2019年から政治の世界に
ゼレンスキー
「私は支持率20%の大統領だ。多くの人に罵られている。これはこの国が自由な証拠だ。
大統領を罵り逮捕されるような国にウクライナをしてはならない。支持率7割でもそんな国には住みたくない」(ロシアが攻撃を開始した後の演説) pic.twitter.com/ltH6KqUWxL— タンク (@0ZeCOdPJcD2n9NU) February 28, 2022
ゼレンスキー氏の『国民の僕』での大活躍から、ウクライナでは現実にゼレンスキー氏に出馬を期待する動きが起きます。
2018年にゼレンスキー氏は大統領選出馬を表明。
2019年に大統領選挙へ出馬。
そして、過去最多となる候補者の中から決戦投票へ上り、
73.22%の得票率で、当時の現職大統領・ペトロ・ボロシェンコ氏を破り当選しました!
スキャンダル経歴もある?
ゼレンスキー氏の大統領としての経歴は順風満帆だったのでしょうか?
実はそうでもないようで、汚職撲滅を公約に掲げながら
- 『国民の僕』を放映したテレビ局との金銭的なつながり
- トランプ大統領の弾劾裁判に巻き込まれる
と、汚職スキャンダルなどが持ち上がった過去も。
ちなみに、ゼレンスキー大統領は、日本へ2019年10月に来日し、当時の首相・安倍晋三氏と対談した経歴があります。
支持率が25%まで下がったことも?
2022年3月の世論調査では、なんと91%もの支持率を得たゼレンスキー氏。
過去には、汚職や紛争問題を解決できないことを理由に
当初70%あった支持率が25%まで下がった時期もありました。
しかし、2021年の12月から再び支持率は増加。
国民へ向けた連日のメッセージが評価されているのかもしれません。
以上、ゼレンスキー氏の経歴をまとめてみました。
コメディアン時代のように、ウクライナ国民が笑顔になれる日が早く来ることを願います。