お腹に赤ちゃんがいる間、つわりに苦しむ方は多いと思いますが、
「2人目の妊娠ではつわりが軽くなった」
というような誰かの経験談をきいたことはありませんか?
また、「つわりが重い場合、赤ちゃんの性別は男の子」などのような話もしばしば耳にしますよね?
本当のところは一体どうなのでしょうか?
私の出産体験や、担当医の先生に尋ねたことなどをご紹介しながら検討してみたいと思います。
「2人目のつわりが軽い」はすべての人にあてはまらない
私は、長男がお腹にいるとき、本当につわりに悩まされ大変でした。なので、2人目ができたとき、
と淡い期待を持ちました。しかし、結論からいうと、2人目だからといってつわりが軽いということはなく、食べづわりの気持ち悪さが6か月頃までダラダラと続きました。
2人目のときのつわりの方がつらかった理由
長男がお腹にいるときはまだ仕事もフルタイム勤務でしたので通勤も仕事中もそれなりに大変でした。でも今思うと、自分の判断で仕事のペースを落としたり、休んだりできたので、その点はよかったのです。
2人目のつわり時は、当時2歳のイヤイヤ期真っ只中の長男のお世話をしなければならず、それは大変なものでした。当時は専業主婦で未就園児の長男といつも一緒でしたので、すべてが長男ペース。
私は食べづわりで四六時中気持ちが悪い。さすがにしんどいので土日は義実家にあずかってもらったりしてなんとかしのいでいたものです。
つわりの程度や性別に関するあれこれ
さて、つわりの程度や赤ちゃんの性別については様々な言い伝えがあります。
例えば、
- つわりが重いときは男の子、軽いときは女の子。(逆バージョンも)
- お腹が前に突き出したら男の子、横に広がる場合は女の子
- 顔つきがきつくなったら男の子、やさしくなったら女の子
- お肉が食べたくなったら男の子、野菜が食べたくなったら女の子
- お腹の中でよく動くときは男の子、静かなときは女の子
ちなみに、私の祖母は姉の長女の太もものしわの数を見て、
「2本あるから次の子は男の子やね~」
と言っていました。
よくよく考えると「ホントに?」とつっこみたくなる情報ですが、「へえ~そうなんだ」とそのときは妙に信じてしまいました。7人の子どもを産み育て、1世紀近くを生きた祖母の言う事にはなぜか説得力があったのです。
姉は結局2人目は産まなかったし、私の長男についても、初めての育児でしわを確認する余裕などないほどバタバタしていたので、長男のしわが1本だったか2本だったか正直覚えていません。よって、その真偽はわからないままです。
このような情報の真偽について、健診時に産科医の先生にちらっと尋ねてみたこともありますが、
「科学的根拠はありません!」
と一蹴されました。
今ではエコーなどで早い段階で赤ちゃんの性別を知ることができますが、昔はそうではなかった。それまでの言い伝えや経験を通して、性別を想像しながら赤ちゃんの誕生を楽しみに待っていたのだと思います。
つわりの症状を緩和するには?おすすめの食べ物や対処法
ひどい吐き気、何か食べていないと気持ちが悪い食べづわり、特定のニオイに敏感になったりと、つわりの症状はさまざま。
原因についてはっきりと解明はされていませんが、妊娠にともなうホルモンバランスなどの生物学的変化によるものと考えられているようです。(それでもはっきりしませんね)
重症化すると、何も食べられなくなり脱水症状を起こして入院が必要になるケースもあります。なんとか少しずつでも緩和し、ごまかしながらつわりの時期を乗り越えたいものです。
つわり中におすすめの食べ物
つわりを緩和する食べ物は人それぞれだと思いますが、ここでは私が愛用した?食べ物をご紹介したいと思います。
- ジンジャエール
「しょうが」が良いと友人に教えてもらったことがきっかけでちょこちょこ飲んでいました。炭酸が入っているのでゲップすることにより少し楽になれたのですね。レモンサワーなどもよいと思います。私はあまり気にしませんでしたが砂糖が気になる方は、炭酸水にレモン汁を入れたりして飲んだりするとよいのではないでしょうか?
- 酢飯
とにかく、食べ物はさっぱり。昼食はサラダ巻きなどの酢飯で栄養補給。ほかにはざるそばやざるうどんなど、匂いの立たないものを選んでいました。つわりの時期が夏だということもあり、冷めたものを食べられる分だけ食べていましたね。
- きゅうり
間食にはきゅうりやにんじんの野菜スティックがいいかと思います。特に強い味がないものを好みました。たまに脂っこいものを食べたい衝動に駆られたのですが、食べるとまず止まらなくなり、その後さらに気持ちが悪くなるので、できるだけ遠ざけていましたね。
おすすめの対処法は?
じっと横になっていてもつらいつわりを緩和する行動としておすすめなのは、つわりのことを考える時間を減らすこと。ごまかしかもしれませんが、やはり何かに没頭しているときにつわりが少し和らぐのではないでしょうか?
・仕事に集中
私は、1人目妊娠中は通勤で仕事をしていました。仕事中も気持ち悪くのつらいのですが、皮肉なことに、ハードな案件の仕事やトラブル処理をしていたときは、つわりのつらさを忘れていたように思います。仕事の方が大変に感じたからでしょうか?
・いつもと違うことをしてみる
これもひとつのごまかしなのかもしれませんが、いつもと違うことをして気分転換するのもよいかもしれません。
私は2人目妊娠時は、上の子(2歳児)の世話をしていたので、正直1人目のときよりもつらかったのですが、たまに上の子を預かってもらい、一人の時間をつくるようにしていました。
そのときに、外を散歩すると良い気分転換になって、少しつわりが楽になっていたことを思い出します。また、頭を使うサスペンスドラマなどに見入ったりするとそちらに集中してつわりのことを少し忘れられました。
時間や状況が許すなら、つわりを忘れるくらい大好きなことに没頭してみるのもよいかもしれませんね。
つわりが重いときは、精神的に良い方向に思いをはせよう
以前、”ホンマでっか!TV”で、「つわりが重い子はIQが高くなる!?」という情報を得ました。
アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルが調査・紹介したもので、「つわりがあった母親の子は、なかった母親の子よりIQが高かった」という内容です。
どこまで信頼性のある情報かはわからないので、すべてをうのみにする必要はないと思います。でも、つわりがつらくて途方に暮れるときには、
「あ~もしかしたらこの子頭いいかも」
などと都合のよい解釈をしながら生まれてくる赤ちゃんに思いをはせるのもよいかもしれません。
実際私もつわりで死にそうなときは、そんなことを想像していましたが、現在4歳の長男をみると「??」な感じであることも念のため申し添えておきます。