大河ドラマ「豊臣兄弟!」第38話のタイトルは「和をもって大和を成す」。
大和国を任された秀長に、またも難題が降りかかります。
今度の課題は、厳しい財政です。
秀長は郡山に商人を集め、商いの力で大和を豊かにしようと動き出します。
この記事では
- 「豊臣兄弟!」第38話のあらすじ
を紹介します。
ネタバレがありますのでご注意ください。
「豊臣兄弟!」第38話のあらすじ

大和国を治める秀長に、新たな問題が持ち上がります。
国を動かすにも、町を整えるにもお金が必要です。しかし、大和の財政には余裕がありません。
そこで秀長が目をつけたのが、郡山の商いでした。
人と物が集まる町をつくり、商売を盛んにする。
秀長は商人たちを郡山へ呼び込もうとします。
ところが、奈良で商売を続けてきた豪商たちは、なかなか動こうとしません。
そんな中、郡山で店を開いたのが、筆屋の才蔵(間宮祥太朗さん)でした。才蔵は確かな筆づくりの腕を持ち、もともとは奈良で店を構えていた人物です。
秀長は、まず才蔵の店を軌道に乗せようと考えます。
郡山でも商売が成り立つことを、実際に見せる。
一軒の店が繁盛すれば、それを見た商人たちも郡山に興味を持つかもしれません。
力ずくではなく、人が自然と集まる仕掛けをつくる。
秀長の新たな国づくりが始まります。
一方、大坂の秀吉にも転機が訪れていました。
朝廷から、新たな姓を名乗ることを認められたのです。
何と名乗るのか。
秀吉が考え始めた新たな姓は、やがて兄弟の名とともに歴史に刻まれることになります。
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豊臣兄弟!第38話あらすじ解説
第38話の背景にあるのが、秀長による大和郡山の城下町づくりです。
実際の秀長も、郡山城を整えるだけでなく、商工業の振興に力を入れました。
ドラマと史実を重ねながら見ていきましょう。
秀長が育てた郡山の城下町
天正13年(1585年)、秀長は大和国を与えられ、郡山城へ入りました。
秀長は城の整備とともに、城下町の商工業を保護する政策を進めます。
特徴的なのが、同じ仕事をする商人や職人を町ごとに集めたことです。さらに、それぞれの町に営業上の独占権を認め、特許状を与えました。
たとえば、次のような町がありました。
- 綿町
- 茶町
- 紺屋町
- 材木町
- 豆腐町
- 魚塩町
商売と町が結びついていたことが、名前からもわかります。
こうした城下町の基礎となったのが、のちに「箱本十三町」と呼ばれる町々です。
天正16年(1588年)の「郡山惣町分日記」には、本町・魚塩町・堺町・柳町・今井町・綿町・藺町・奈良町・雑穀町・茶町・材木町・紺屋町・豆腐町などの名前が記されています。
箱本十三町では、町の特権を示す文書などを納めた朱印箱を、各町が月ごとに持ち回りました。
商人や職人を保護し、仕事をしやすい町をつくる。
秀長は城だけでなく、そこで暮らす人々の「商い」まで含めて郡山を整えていったのです。
筆屋の才蔵は実在した?
第38話で秀長の町づくりに関わるのが、間宮祥太朗さん演じる才蔵です。
才蔵は筆屋の主人。奈良に店を構えていましたが、ある決意を胸に大和郡山で新たな商いを始めます。
秀長は才蔵の店を繁盛させ、ほかの商人たちを郡山へ呼び込むきっかけにしようとします。
まず一軒の店を成功させ、郡山でも商売が成り立つことを示す。
それが秀長の作戦です。
では、才蔵は実在したのでしょうか。
大和郡山の歴史資料では、秀長のもとで商売をした「才蔵」という筆屋の存在までは確認できません。
一方、秀長が商人や職人を集め、商工業を保護したことは史実として残っています。
才蔵を演じる間宮祥太朗さんは、才蔵を通して秀長がどのような人物なのかが伝わるよう演じたいとコメントしています。
才蔵と秀長のやり取りを通して、秀長の国づくりがどう描かれるのか。
第38話の見どころのひとつです。
秀吉が「豊臣」の姓を得る
大和で秀長が町づくりを進める一方、秀吉にも大きな変化が訪れます。
新たな姓を名乗ることになったのです。
秀吉は「木下藤吉郎」から「羽柴秀吉」へと名を変え、関白となる過程では近衛前久の猶子となって藤原氏を称しました。
そして天正14年(1586年)ごろ、朝廷から「豊臣」の姓を賜ったとされています。
ここで押さえておきたいのが、「羽柴」と「豊臣」の違いです。
「羽柴」は名字。
一方の「豊臣」は朝廷から与えられた氏(うじ)です。
豊臣姓は秀吉だけでなく、秀長や秀次などにも与えられました。
郡山という新しい町をつくる秀長。
そして「豊臣」という新しい一族の枠組みをつくる秀吉。
第38話では、兄弟がそれぞれの場所で新しい時代を形にしていきます。
まとめ
以上、大河ドラマ「豊臣兄弟!」第38話「和をもって大和を成す」についてご紹介しました。
大和の財政を立て直すため、郡山の商いに目を向ける秀長。史実でも秀長は商工業を保護し、郡山の城下町を整えていきました。
ドラマでは、その国づくりに筆屋の才蔵が関わります。一方、秀吉には「豊臣」という新たな姓が誕生します。
戦って領地を広げる時代から、その土地をどう治めていくのかという次の段階へ。
秀長の「国をつくる力」が見えてくる第38話となりそうですね。
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