ちむどんどんの脚本が雑でひどいと言われる理由は？展開や場面設定？反省会タグも

2022年前期のNHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」の脚本が雑でひどいと話題になっていました。

脱落者やSNSでは「＃ちむどんどん反省会」のタグができる始末です。

なぜこれほど雑でひどいと言われるのか、理由について探ってみました。

ちむどんどんの脚本が雑でひどい！？

5月16日の放送から東京編に入ったちむどんどん。

沖縄編では、なんとか借金を返済できて、暢子が東京に行けるというステージにこじつけましたが、

こちらも、失踪したニーニーが東京でボクシングでいつの間にか成功して、大金を送ってくるという

「まさかや～」

の展開でした。

東京編では、暢子がちゃんとした料理人に成長していく姿をいよいよみられるのかなと期待している方も多いと思いますが、

SNSでは、

「脚本・展開が雑過ぎる」

との厳しい意見が飛び交っているようすです。

回を増すごとに作りが雑になってないか？#ちむどんどん

— らた (@84qfAYsWQYh9ah7) May 16, 2022

もー全体的に雑な展開すぎて納得いかないよ〜#ちむどんどん

— ペン子🐧🌿🌵 (@ai411) May 16, 2022

ちむどんどん脚本が雑！といわれる理由について、チェックしてみましょう。

ちむどんどんの脚本が雑でひどいといわれる理由は？

私も、沖縄編のはじまりから視聴していますが、

確かにちむどんどんの脚本、展開については、ちょっとついていけないと感じるところも…。

脚本が雑といわれる理由は、次の６つのポイントが挙げられるのではないでしょうか？

ではひとつずつ説明していきますね。

①偶然の描き方が雑

#ちむどんどん
東京、横浜でこんなに世間が狭いわけなかろう。あまりにも雑な展開に、「まさかや〜」の感想しかないわ。

— もじゃふわっぴ (@kinophie) May 16, 2022

たまたま雨宿りした軒下の前の家が沖縄県人会会長宅で仕事の紹介をしてもらった先が上京してすぐに食べた高級フレンチのレストラン

流れが安直で雑過ぎる#ちむどんどん反省会　というハッシュタグがトレンドに出てくるのもわかる#ちむどんどん

— 三田尻💉💉💉 (@mitajirishimizu) May 17, 2022

東京に着いて、いつの間にか、お友達と合流。

しかも、銀座の一流レストランで食事。

という展開。

誰しも、まずは住むところ（ニーニーの住所）を確保してから上京しそうなものですが…。

しかも、偶然通りかかった家が沖縄2世のお家で、しかも東京のレストランとのつながりを持っているという、

奇跡に限りなく近い偶然

のように感じます。

「鶴見に住むという状況」

を作りたかった意図は分かりますが、偶然のつくり方が少し雑では…？

もうちょっと丁寧に描いて脚本でもよかったですね。

②場面のつなぎ方が雑

ちむどんどんはなろう小説みたいだ。
見せたい場面場面がありきで、場面間つなぎが非常に雑。#ちむどんどん

— かわいせーざん＠基礎研究っておもしろい！　生物編 (@fun_Sci_fun_Bio) May 16, 2022

沖縄⇒東京⇒鶴見

と、場面場面のつなぎ方が雑という違和感を覚えた方も多いのではないでしょうか？

沖縄から来た初めて東京に来た女の子が、銀座⇔鶴見を行き来するのは、そう簡単ではないですよね。

展開が早いのは、視聴者にとってテンポよくみられるという点で良い脚本だと思いますが、

場面間の空白がちょっと雑で気になってしまいますね。

③沖縄の歴史の描き方が雑

この時代の沖縄をもっと丁寧に描いて欲しかったな（家族のエピソードさえ雑だから無理か…）
心の傷を抱えた優子さんが夜中に泣くシーンが描かれたときは期待したんだけどなぁ　 #ちむどんどん

— 餅 (@chabo3loop) May 12, 2022

2022年は、沖縄本土復帰50年。

この朝ドラも本土復帰にちなんで企画されたものだと思いますが、やはり視聴者の方のなかには、

この頃の沖縄の歴史についてもっと深堀りした脚本がよかったという気持ちがある方もいるのではないでしょうか？

あれよあれよという間に、本土復帰が決まり、その日に上京してきた暢子。

借金騒動でいっぱいだった、沖縄編をそのころの歴史描写とともに、もっと丁寧に描いて欲しかった気もしますね。

④ニーニーの使い方が雑

当時のファイトマネーの相場も現代に換算しての価値もわからないが、プロデビューしたからって家族の借金いっぺんに返済できてプラスになるほど稼げたとは思えねぇさぁ
何年家出てたんだよ
せいぜい半年だろうがぁ#ちむどんどん反省会 #賢秀 #ボクシング #ボクサー #借金完済 どころか #ホクホク pic.twitter.com/rNddsuVHWu

— たくさん寝たい (@meke_nemui) May 11, 2022

さて、問題児の長男ニーニーですが、なんとも扱われ方が雑過ぎのようです。

という風に、ストーリーでの都合を合わせるために、ニーニーをいいように使い過ぎていませんか？

8月17日の放送では、暢子が開店資金として用意した200万も、ニーニーが引っかかったねずみ講の違約金に持って行かれる始末。

暢子が東京に行けるようになったのも、

暢子が苦境に立たされるにもニーニーが必ず絡んできますね。

あんなキャラだから、といえばそれまでですが、

魅力的な俳優さんなだけに、ストーリー展開に利用されることなく、個性溢れるニーニーのキャラクターを脚本で描いて欲しいですね。

⑤長女の恋愛は逆に丁寧？

姉の話を入れようとするから暢子の方も雑になる。
まして妹、兄、母もやろとしてるから、ますます悲惨なことになる。
描ける力量無いんだから、思い切って捨てるところは捨てろよ。
この脚本と演出に若草物語は無理だよ。
つかこうへいの墓前に台本置いてみろ💢#ちむどんどん反省会#ちむどんどん

— NoMu (@NOMU26) May 16, 2022

展開や場面のつなぎ方、偶然のつくり方、について雑という話をしてきましたが、

川口春奈さん演じる良子お姉さんの恋愛模様は実に丁寧に描かれていますね。

しかも良子だけが、視聴者といちばん近い感覚を持ち合わせているという事実も。

もちろん兄妹についても展開は気になるのですが、あくまでヒロインは暢子なので、

もう少し、暢子への共感が得られる脚本が望まれるのでは？と思います。

⑥主人公に共感できない

最後になってしましましたが、主人公の暢子に共感しづらいという意見も理由のひとつでしょう。

特に、宮沢氷魚さん演じる和彦との恋愛模様ですが、

暢子よりも飯豊まりえさん演じる「愛」を応援したくなった方も多いのではないでしょうか？

脚本では、暢子と和彦が惹かれ合った理由や経緯、また素敵な女性だった愛よりも暢子を応援したくなる要素がもっと欲しかったところです。

「そう言えば、和彦と暢子は結婚してたんだ」と今朝ふと気づいた。これほど思い入れ、共感を呼ばない夫婦も珍しい。二人が心から引かれ合う場面が全然なかったものね。#ちむどんどん

— やまちゃん (@yama3101yama59) August 16, 2022