先日、2022年前期のNHK 連続テレビ小説の概要が発表されました。
タイトルは『ちむどんどん』。沖縄を舞台にしたドラマとのことですが、ヒロインのモデルやモチーフは実在するのでしょうか?
あらすじや気になるキャスト情報と一緒にまとめています。
Contents
NHK朝ドラ『ちむどんどん』のあらすじ
まず最初に『ちむどんどん』のあらすじをチェックしてみましょう。
沖縄を舞台にした4兄妹の物語
沖縄本土復帰50年にあたる2022年のドラマに描かれるのは、本土復帰の後に、料理人として東京で働き始めるヒロインと彼女を支え合う個性的な兄妹たちのストーリーです。
復帰とともに東京で働き始めるヒロイン。遠く離れても家族の絆に励まされながら、ふるさとの「食」に自分らしい生き方を見いだし、やがて沖縄料理の店を開くことに。
ふるさと沖縄の料理に夢をかけたヒロインと、支えあう兄妹たち。
“朝ドラ”第106作は個性豊かな沖縄四兄妹の、本土復帰からの歩みを描く
笑って泣ける朗らかな、50年の物語。
兄妹愛、家族との絆をテーマにしたストーリーのようですね!
コロナ禍の最中、大切な家族や友人と思うように会うことができない私たちの心を温めてくれる物語になりそうです。
また、沖縄や沖縄料理が大好きな人にもうれしいドラマになるかもしれません。
羽原大介さんが脚本を担当
脚本を担当するのは、羽原大介さんです。
羽原大介さんの主な代表作には、次のような作品があります。
- パッチギ!(2006年)
- フラガール(2007年)
- とんび(2012)
- マッサン(2014~15)
- 白い巨塔(2019)
- こもりびと(2020)
もちろん、他にも多数の作品を執筆されていますが、パッチギやフラガールは個人的にとても大好きな映画です。
また、ウイスキーをテーマにしたNHK朝ドラ「マッサン」も比較的記憶に新しいのではないでしょうか?
『ちむどんどん』への期待も膨らみますね!
『ちむどんどん』ってどんな意味?
さて、

と思った方も多いのではないでしょうか。
『ちむどんどん』は、沖縄のことばで、「肝=心胸・心チム」が高鳴る様子を言います。
胸がドキドキしたり、わくわくしたりする感じを表す、ポジティブなことばです。
そういえば、同じく沖縄を舞台にした2001年の朝ドラ「ちゅらさん」の中でも、この言葉が何度も使われています。
響きもかわいいので、すぐ覚えられそうですね!
ヒロイン「比嘉暢子」や、その家族のモデルは実在する?
『ちむどんどん』のヒロイン「比嘉暢子」や、その家族にモデルやモチーフになった方は存在するのでしょうか?
一般的に、NHKの歴代の朝ドラでは、ヒロインのモデル、モチーフがある作品について、次の3つのパターンが見られます。
1.ヒロイン自身がモデル・モチーフの朝ドラ
- 雑誌、「暮らしの手帖」を創刊した大橋鎭子がモチーフになっている「とと姉ちゃん」
- 女性興行師・吉本せいの生涯をモチーフにした2017年前期放送の「わろてんか」
がこのパターンですね。
2.実在の人物を参考にイメージしたヒロインの物語
- 戦後の日本アニメの繁栄を築いたアニメーターたちを参考にしたイメージされた「なつぞら」
- 信楽の女性陶芸家・神山清子さんを取材し参考にした「スカーレット」
がこのパターンにあたります。
3.実在の人物や著名人の家族をモチーフにしている作品
- ファッションデザイナー・コシノ三姉妹の母親である小篠綾子さんをモデルにした「カーネーション」
- 漫画家水木しげるさんの妻をヒロインにした「ゲゲゲの女房」
などが分かりやすい例ですね。
今のところ、『ちむどんどん』は、羽原大介さんのオリジナル脚本ということで、ヒロインの「比嘉暢子」にはモデルやモチーフは存在せず、架空の人物ではないかと考えられています。
しかし、沖縄の本土復帰という時代背景の中で、上記のパターン2のケースのように、物語のモデルやモチーフとなった、あるいは、参考にした人物や家族が実在する可能性もゼロではありません。
ストーリーの情報が公開されていくにつれ、徐々に明らかになりそうですね。
気になる『ちむどんどん』のキャスト
では次に、キャストについてチェックしましょう。
ヒロイン「比嘉暢子」を演じるは黒島結菜さん!
四人兄妹の次女で、食べることや美味しいものを愛するヒロイン「比嘉暢子(ひがのぶこ)」を演じるのは、黒島結菜さんです。
NHKの作品に多く出演
黒島結菜さんは、1997年3月15日生まれ、沖縄県出身の女優です。
NHKの作品にも多く出演歴があり、
- 14年連続テレビ小説「マッサン」
- 15年大河ドラマ「花燃ゆ」
- 16年「夏目漱石の妻」
- 17年「アシガール」
- 19年「いだてん〜東京オリムピック噺ばなし〜」
- 20年「スカーレット」
のように、ほぼ毎年、NHKの番組に出演されていますね。
アシガールは健気でフレッシュな演技が素敵で私もよく観ていました。
注目度の高い俳優さんなので、朝ドラの主人公に選ばれたことに「順当!」の声も聞かれます。
黒島結菜さんコメント
2022年度前期 連続テレビ小説
— NHKドラマ (@nhk_dramas) March 2, 2021
【#ちむどんどん】
\ヒロイン決定 #黒島結菜 さん/
沖縄本島北部、「やんばる地方」の農家に生まれ育つ主人公・比嘉暢子(ひが のぶこ)を演じます。
作 #羽原大介 さん
語り #ジョン・カビラ さん#朝ドラhttps://t.co/tymcnYC6Vc pic.twitter.com/BCCv4mBcyV
朝ドラのヒロイン抜擢について、
「いつか自分もできたらいいなっていう気持ちが心のどこかにあったので、すごくうれしい気持ちでいっぱいです」
と心境をコメントした黒島結菜さん。
オンエアー楽しみにしています!
語りはジョン・カビラさん
ヒロインのほかに、すでに正式発表されているキャストは、語りを担当するジョン・カビラさん。実はジョン・カビラさんも沖縄出身なのだそうです。
「語り」の依頼を受けた瞬間の心の声を
「でーじ、やっさぁ!」(WOW!)
と表現されています。気合十分ですね!
ヒロインと語り以外のキャストは?
2021年3月4日現在では、ヒロインと語り以外のキャストは正式発表されていません。
しかし、今後沖縄出身の俳優さんが他にも抜擢される可能性も大!
また、一部週刊誌では、母、姉、妹が仲間由紀恵さん、川口春奈さん、上白石萌歌さんらしいとの情報も伝えられています。
どんな俳優さんが今後キャスティングされるのかお楽しみに!私の方でも情報を追っていきたいと思います。
『ちむどんどん』のロケ地はどこ?
『ちむどんどん』は、沖縄本島北部の“やんばる”が舞台となります。
ヒロインの黒島結菜さんコメントした動画は、やんばる地方国頭村内のビーチで撮影されたもの。
国頭村がドラマのメインロケ地となりそうですね。
この地域は世界自然遺産の登録を目標に、いろいろな取り組みが進められているとのこと。
やんばるの魅力が多くの人々に伝わるきっかけになるでしょう。沖縄好きな人もそうでない方も沖縄のきれいな映像にも癒されるかもしれませんね。
『ちむどんどん』はいつから始まる?
『ちむどんどん』は、2021年の秋にクランクイン、2022年の春にオンエアが予定されています。
放送まで約1年!待ち遠しい限りです。