自由民主党の衆議院議員として活躍し、官房長官も務める林芳正さん。
英語が堪能で、次期総理候補としても注目される政治家です。
今回は、そんな林芳正さんの家系図をご紹介します。
代々続く政治一家に生まれた林さんのルーツや、夫人の裕子さん、息子さん、娘さんを含めたご家族についても詳しくリサーチしました。
林芳正の家系図は?高祖父の代から政治一家
林芳正さんは、1961年(昭和36年)1月19日生まれの63歳。(2024年現在)
山口県の名家「林家」の息子で、山口県の様々な有力者とつながりを持つ政界のサラブレットと言えるほどの政治家の家系です。
そんな林芳正さんの家系図はこちらです。
林芳正さんの家系について、父親から順に、詳しく紹介していきますね。
父・林義郎
- 林義郎(はやし よしろう)
- 生年月日: 1927年6月16日
林義郎は林芳正の父親である林義郎さん。家系は、江戸時代から続く豊かな商家で、醤油醸造及び植物性蛹油の製造業を営んでいました。
林義郎の妻(林芳正の母親)は、大手化学総合メーカー「UBE株式会社」の創業者の孫です。
林義郎氏の経歴はこちら↓↓
- 東京大学法学部を卒業後、通産省でキャリア官僚として勤務。
- 1969年に政治家に転向し、国際金融分野に明るい政策通として知られていました。
- 厚生大臣や大蔵大臣を歴任し、党内で高い評価を得る。
林義郎は自民党内で影響力を持つ政治家でした。国際金融政策に関する専門知識を持ち、その分野で重要な役割を果たしていました。
祖父・林佳介
- 林佳介(はやし よしすけ)
- 生年月日: 1900年7月18日
林佳介は林芳正の祖父にあたります。林佳介は林平四郎の孫で、婿養子として林家に入りました。
経歴はこちら↓↓
- 東京帝国大学法学部を卒業。
- 林家の家業である醤油醸造事業を担当。
- 日中戦争時には徴兵され、大陸に出兵していた時期もありましたが、無事に生還。
- 1942年に衆議院議員に当選し、政治家として活動。
- 戦後、公職追放の憂き目に。
- 公職追放後は、サンデン交通や山口合同ガスの社長を歴任。
- 下関商工会議所会頭も務める。
高祖父・林平四郎
- 林平四郎(はやし へいしろう)
- 生年月日: 1857年12月26日
林平四郎は林芳正の高祖父にあたります。
林家は江戸時代から続く豊かな商家で、醤油醸造及び植物性蛹油の製造業を営んでいました。
経歴
- 林家の長男として生まれ、家業を継ぎ、生蝋の製造など事業を拡大。
- 1884年に町会議員選挙に出馬し、当選。政治家としてのキャリアをスタート。
- 政治家としての評判が良く、1915年には衆議院議員に上り詰める。
- 貴族院の多額納税者議員にも互選された経歴を持つ。
- 下関商業会議所の会頭や下関米穀取引所理事長など、地元の名士として活躍。
- 山口合同ガス(当時:下関瓦斯)を1915年に設立。
- 山陽電気軌道(現:サンデン交通)も設立し、地域の交通インフラに貢献。
林平四郎は、政治家としてだけでなく、実業家としても地域社会に大きな影響を与えた人物です。林家の隆盛を築いた中興の祖とされています。
林芳正は、木戸孝允と親戚関係
林芳正さんは、幕末の長州藩士で明治時代初期の政治家になった木戸孝允と、実は親戚関係にあります。
林芳正さんのおじにあたる木戸武さん(母・林万里子さんの兄)ですが、武さんは木戸知子さんと結婚し、木戸家の婿養子に入っています。
木戸知子さんの祖父が、昭和天皇の側近の1人で、太平洋戦争前後に政治に関与していた木戸幸一氏。
そして、木戸幸一氏の祖父が、幕末の長州藩士で明治時代初期の政治家になった木戸孝允です。
林芳正の母方の家系は実業家・俵田明
また、林芳正さんの母方の家系は、UBE株式会社の前身である宇部興産を創業した実業家の俵田明氏に繋がります。
俵田氏は林芳正さんの曽祖父にあたり、林家に深い経済的基盤を築きました。
妹・長尾千恵子の存在
林芳正さんには妹の長尾千恵子さんがいます。千恵子さんは経済産業省の官僚である長尾尚人氏と結婚しており、林家の影響力はさまざまな分野に及んでいます。
林芳正の家族構成を紹介!夫人や子供について
林芳正さんの家族はエリート揃いと評判ですよね。
家族構成は、
- 夫人の林裕子さん(1966年2月18日生まれ)
- 長女・林温子さん(1997年5月生まれ)
- 次女
の4人家族です。
裕子夫人との馴れ初めについてですが、
林芳正さんの妹・林千恵子さんと林裕子さんが東大時代の同級生で仲が良かったそうで、妹の林千恵子がキューピット役となって交際が始まり、1990年に結婚しました。
林芳正の妻・裕子夫人も東大卒!
林芳正さんの夫人・林裕子さんの実家は、190年も前から続いている代々医者の家系です。
林裕子さんの父・河野泰通氏は、河野家6代目で、大阪で開業医をしていました。
さらに、その河野家は、先祖から公家・貴族であった「醍醐家」の御典医を務める家系。
林裕子さんの経歴もみてみましょう。
- 慶応義塾女子高から東京大学医学部保健学科に進学し
- 卒業後は日本IBMに入社しますがすぐに退職
- アメリカに留学
- アメリカマサチューセッツ工科大学から帰国後、東京大学大学院工学研究科に入学
- 工学博士課程を修了。
結婚後は家庭に入らず、山口大学の特任教授や東京大学大学院で連帯研究員、JCRファーマ株式会社の社外取締役等、活発に活動されています。
林芳正の子供は娘ふたり?息子はいない
林芳正さんと夫人の間には娘さんが2人います。
息子さんはいらっしゃいません。
娘さんたちについては次のような情報が得られました。
長女・林温子さん
長女・林温子さんは、1994年5月生まれ。
2016年に早稲田大学学生部発行のWEBマガジン「早稲田ウィークリー」で、WEB模擬裁判開廷「出生前診断を考える」に出演しています。
早稲田大学大学院法務研究科卒業なので、現在は弁護士として活動されていると考えられます。
次女
林芳正さんの子供・次女の情報は公開されていません。
しかし、2012年に夫人のSNSで次女という文字がありました。
代理で出席した下関医師会の忘年会の様子の中で、
「次女の主治医の先生」
という言葉があったことから、次女の存在が浮かび上がっています。
林芳正の経歴とプロフィールを紹介!英語力がすごい
最後になりましたが、林芳正さんの経歴を簡単に紹介しましょう。
- 1984年3月、東京大学法学部卒業
- 1984年4月、三井物産株式会社に入社
- 1994年6月、ハーバード大学ケネディ行政大学院修了
- 1995年7月、第17回参議院議員選挙(山口県選挙区)で初当選すると5期連続で当選
- 1999年10月、大蔵政務次官
- 2006年9月、内閣府副大臣
- 2008年8月、防衛大臣
- 2009年7月、内閣府経済財政政策特命担当大臣
- 2012年9月、自由民主党総裁選挙に出馬
- 2012年12月、農林水産大臣
- 2015年2月、農林水産大臣再任
- 2017年8月、文部科学大臣・教育再生担当大臣
- 2017年11月、文部科学大臣・教育再生担当大臣再任
- 2021年10月、山口県3区で第49回衆議院議員総選挙初当選
- 2021年11月、外務大臣
- 2022年8月、外務大臣再選
- 2023年12月、官房長官に就任
林芳正さんは、参議院議員で当選5回、衆議院議員にくら替えで当選1回です。
英語力がすごいと評判で、ユネスコ総会でも一般演説を英語でスムーズに演説されていますね。
元々の学歴が高い上に、アメリカ・ハーバード大学に留学し、3年間のアメリカ生活を過ごしています。
生きた英語に慣れ親しんだことで、外務大臣等、海外での会談もスムーズに捗っているのだと考えられます。
以上、今回は林芳正衆議院議員の家系図をご紹介しました。
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