世界のオザワと称される指揮者の小澤征爾さん。
今回は、小澤征爾さんの家系図をご紹介します。
息子に小澤征悦さん、そして甥っ子に小沢健二さんとそうそうたる顔ぶれです。
また、ご兄弟やお嫁さんについてなど家族構成についてもチェックしてみましょう。
小澤征爾の家系図
#Nowplaying 交響曲 第1番 ハ短調 作品68: 第1楽章:UN POCO SOSTENUTO - ALLEGRO - サイトウ・キネン・オーケストラ & 小澤征爾 (奇蹟のニューヨーク・ライヴ ブラームス:交響曲第1番) pic.twitter.com/StOWKuQEbr
— ロヂカガク🌸🏫 (@logicagaku59) January 30, 2024
小澤征爾さんは、1935年9月1日生まれ。国際的に著名な日本の指揮者ですね。
ベルリンでヘルベルト・フォン・カラヤンに師事した後、ボストン交響楽団やウィーン国立歌劇場、サイトウ・キネン・オーケストラなどで活躍。
マーラーやベートーヴェンを得意とし、音楽教育にも熱心に取り組まれてきました。
グラミー賞や文化勲章など、多くの賞を受賞しています。
そんな小澤征爾さんの家系図はこちら↓↓
小澤征爾さんは4人兄弟の三男。
息子さんには、俳優の小澤征悦さん、またミュージシャンの小沢健二さんも甥っ子という親戚関係。
その他ご兄弟、娘さんも著名な方たちばかりですね。
まずは上記家系図を参考にご両親からみていきましょう。
小澤征爾の父・小澤開作(医師)
小澤征爾さんの父、小澤開作氏は、歯科医としての道を切り拓いた人物です。
山梨県の貧しい地域で育ち、多大な苦労を乗り越えて歯科医師になりました。その後、戦時中には満州で歯科医院を設立しました。
政治にも深い関心を持ち、アジア各国の団結に力を注ぎ、ロバート・ケネディとの会談やベトナム戦争に関する意見書の提出など、積極的な活動を行っていました。
このような父の影響を受け、小澤征爾氏も若い時にフランスへと渡り、音楽の道を究めることに。
母・小澤さくら
小澤征爾さんの母親・さくらさん。
開作さんとは満州でご結婚されました。夫を支えながら地域活動に参加し、小澤征爾さんらを育てました。
著書に「北京の碧い空を わたしの生きた昭和」があります。
また、母親のさくらさんは、クリスチャンであったことから、小澤征爾氏は幼い頃から讃美歌に親しみ、音楽を愛するようになったといいます。
兄・小澤克己(彫刻家)
開作氏の長男・小澤克己氏は、小澤征爾さんのお兄さんにあたります。
作曲を学びますが、東京芸術大学で彫刻を学び、そのパリに留学。
また、帰国後は1974年から2002年まで、京都で「嵐山レディースホテル」を開業しました。
兄・小澤俊夫(ドイツ文学者)
征爾さんのもう一人のお兄さんは、開作氏の次男にあたる小澤俊夫さん。
ミュージシャンの小沢健二さんの父親でもあります。
子どもの頃、不慮の事故で火傷を負い、そのせいでいじめに遭ったことがあるとのこと。
俊夫さんはドイツ文学の専門家で、特にドイツの伝統的なお話「メルヒェン」の研究で知られています。
この研究のために「小澤昔ばなし研究所」を立ち上げ、筑波大学で名誉教授としても活躍しました。
ラジオでの話し方がとても優しく、時に政治についても意見を述べることがあります。このような活動は、お父さんの影響を受けたのかもしれませんね。
弟・小澤幹雄(エッセイスト)
小澤征爾さんの弟・幹雄さんは、開作氏の四男。俳優兼エッセイストです。
早稲田大学仏文科を卒業後、劇団東宝現代劇に加わり、東宝演劇部で「がめつい奴」「放浪記」「王様と私」などの舞台に出演しました。
その後、独立してNHK大河ドラマ「勝海舟」「風と雲と虹と」にも出演。
ラジオのDJやテレビのレポーターとしても活躍し、「小澤征爾の世界」の司会者を務めるなど、多方面で才能を発揮しています。
兄である征爾さんとの仕事もしており、兄妹での対談も行っています。
甥・小沢健二
小沢健二 - さよならなんて云えないよ [1995.11.8]
作詞・作曲・編曲:小沢健二
(最高14位 / 15.8万枚 / 1995年度 年間238位 / 1996年度 年間296位)pic.twitter.com/Mm1YJsqhrE— 90's Japanese Music File (@90sJMF) February 2, 2024
小澤征爾さんの甥っこにあたる小沢健二さん。
東京大学文学部英文学科を卒業したシンガーソングライター。
父はドイツ文学者の小澤俊夫さん、母は心理学者の小沢牧子さんです。
文学や音楽に幼少期から関心を持ち、デビュー後にスチャダラパーとの共演で「今夜はブギー・バック」が大ヒットし、草食系男子の先駆けとしても人気を博しました。
アメリカ人と結婚し、二人の息子の父親。叔父の小澤征爾さんとも交流があるそうです。
親戚の家系には元総理の名も!
小澤征爾さんの家系図を調べてみると、元総理大臣とのつながりが浮かび上がります。
それは、第47代総理大臣を務めた芦田均さん。
このつながりは、小澤さんの兄である俊夫さんの妻、心理学者の牧子さんの家系からです。
牧子さんの祖父は、かつて日本鉱業(現在のENEOS)の社長を務めた下河辺建二さん。
下河辺建二さんの息子(牧子さんのおじ)の奥さん・ミヨさんの父親が、芦田均元総理大臣ということに。
小澤征爾の家族構成(妻・子供は?)
続いて、小澤征爾さんのお嫁さん、息子、娘などの家族構成をみていきましょう。
小澤征爾さんの家族構成
- 妻・ベラさん
- 長女・征良さん(エッセイスト)
- 長男・征悦さん(俳優)
妻・入江美紀(小澤ベラ)
入江美紀さんは、ロシア人の父と日本人の母を持つハーフで、モデル兼女優として活躍し、後にファッションデザイナーに転身しました。
横浜生まれ、世田谷育ちで、ロシア、日本、英国、フランスの4か国語を話します。
芸能界入りは、メイドが見つけた『装苑』のモデル募集に応募して1位に選ばれたことから始まりました。
指揮者の小澤征爾氏とは、パーティーでの出会いがきっかけで結婚したとのこと。
仲人はファッションデザイナーの森英恵夫妻が務めました。
美紀さんの父(ヴィタリー・ペトロヴィチ・イリーン氏)は、大連育ちの不動産業者で、日本大学法学部に留学中に美紀さんの祖母との縁もあったそうです。
長女・小澤征良(エッセイスト)
小澤征良(せいら)さんは、ベストセラー作家であり、小澤征爾とベラさんの間に生まれた長女です。
ボストンの小学校から成城学園に転校し、その後上智大学比較文化学部を卒業。
メトロポリタン歌劇場で演出助手を務め、オペラ演出を学びました。
小澤征良さんは『おわらない夏』で作家として成功を収め、テレビ番組の司会など多方面で活躍中。
小学校の同級生と結婚し、子供も。征爾さんは孫を溺愛しているというエピソードもあります。
長男・小澤 征悦
髪型目黒蓮で顔面小澤征悦はただの小澤征悦🤤 pic.twitter.com/xNcb6uGCSg
— 鳩鷺(遊戯王ブログライター) 元きりぶろ!🐥 (@hato_sagi) December 20, 2023
小澤征悦(ゆきよし)さんは、小澤征爾さんの息子であり、現在ブレイク中の俳優ですね。
身長183cmという高身長を持ち、「徳川慶喜」や「いだてん」、「もみ消して冬」などのドラマに出演しています。
性格は外見とは異なり、やんちゃでユニークな一面を持っており、話すとお茶目な姿を見せることも。
2021年9月1日にはNHKの桑子真帆アナウンサーと結婚しました。
征悦さんは、俳優として事務所の方針に従い、「小澤征爾の息子」という事実を公にせずにキャリアを築いてきました。
偉大な父を持つことによるプレッシャーは特に感じていないと語っていました。
父と息子はそれぞれ異なる分野でリスペクトし合いながら活躍しているという感じですね。
前妻・江戸京子
かつて大フィルをバックにコンチェルトを弾かれており、フェスティバルホールで聴きました。
ご冥福をお祈りします https://t.co/lKBQsW1pve— オレンジから次のステージへ 田中ひ (@htanaka14) February 2, 2024
小澤征爾さんはかつて、ピアニストの江戸京子さんと結婚していました。
お二人は高校の音楽科で出会い、一緒に音楽の勉強をしていた仲間でした。
京子さんのお父さんは大きな不動産会社を経営していて、征爾さんのお父さんも歯科医として成功していましたが、二人の結婚は周りから見ても意外な組み合わせだったようです。
京子さんは自立心が強く、その性格が父親に結婚を反対される原因にもなりましたが、二人は1962年に結婚式を挙げ、小説家の井上靖さんが仲人を務めました。
征爾さんが指揮者として名声を得るまで、京子さんの家族から経済的な援助を受けていましたが、征爾さんがコンクールで勝ち名を上げた後は、その必要がなくなりました。
しかし、征爾さんの女性関係などが原因で二人の間には次第に溝ができ、京子さんはピアノにさらに情熱を注ぐようになりました。
二人は1966年に4年間の結婚生活に終止符を打ちました。
以上、小澤征爾さんの家系図や家族構成についてご紹介しました。
音楽家、文学者、彫刻家など、それぞれの芸術を極めている方たちばかりで驚きましたね。
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