この記事では、2026年10月26日(月)放送の朝ドラ「ブラッサム」第21話のあらすじを紹介します。
(ネタバレがあります)
放送日:2026年10月26日(月)
⇒ ブラッサム第5週のあらすじはこちら
⇒ 朝ドラブラッサムのあらすじ全話まとめ
朝ドラ「ブラッサム」第21話のネタバレとあらすじ
10月。
珠が保と東京で暮らし始めてから、1か月ほどがたちました。
下宿のマキと辰五郎には兄妹として通していますが、二人はどこか怪しまれている様子。
それでも珠と保は、木村家から届く仕送りを頼りに、穏やかな東京暮らしを続けていました。
ぶくぶく堂
ある日、珠はなじみの書店「ぶくぶく堂」へ向かいます。
店へ入ろうとしたところ、背の高い男性客とすれ違いました。
珠が店内に入ると、店主の本田は興奮気味。
先ほどの男性は、いま人気を集めている作家・秋山格之介だったというのです。
「羅城門」や「蜘蛛の巣」などを書いた売れっ子作家が、目の前にいた――。
憧れの文学の世界がすぐそばにあることに、珠は胸を躍らせます。
「イワンの馬鹿」
店内で珠が手に取ったのは、小山牛丸が翻訳した「イワンの馬鹿」でした。
珠にとって、子どものころから心に残っている大切な作品です。
翻訳された文章についても、本田に熱心に語る珠。
東京へ出てきても、本や小説が好きな気持ちは少しも変わっていませんでした。
小山牛丸との出会い
そのとき突然、大きな声を響かせながら一人の男性が店へ入ってきます。
仙人のような独特の風貌をしたその人物こそ、「イワンの馬鹿」を翻訳した小山牛丸でした。
ずっと本の中で名前を見てきた人物が、目の前にいる。
珠は驚きを隠せません。
小山は珠を前に、翻訳について熱っぽく語ります。
憧れていた人物との思いがけない出会いに、珠は大きな刺激を受けました。
文学への刺激
岩国にいたころ、珠にとって作家や翻訳家は、本の向こう側にいる遠い存在でした。
ところが東京では、いつもの書店に人気作家が現れ、憧れの翻訳家とも言葉を交わせます。
作家たちが暮らし、本を作り、文学を語る町。
そんな東京の空気に触れるたび、珠の中で忘れかけていた思いが動き始めます。
もう一度、小説を書いてみたい。
文学への思いが、少しずつ強くなっていきました。
マキの疑い
一方、下宿では気になる問題も。
珠と保は兄妹だと説明して、一緒に暮らしています。
しかし毎日二人の様子を見ているマキは、少しずつ違和感を覚えるようになっていました。
本当に、この二人は兄と妹なのだろうか。
マキの疑いは深まっていきます。
珠と保の東京暮らしにも、新たな問題が持ち上がろうとしていました。
宇野千代と東京の文士たち
『ブラッサム』第21話では、珠が東京の書店で作家や翻訳家と出会い、文学の世界を身近に感じるようになります。
モデルとなった宇野千代も、1917年に藤村忠とともに上京しました。
当時の千代はまだ作家ではなく、雑誌社の事務や家庭教師など、さまざまな仕事をしながら生活していました。
その後、本郷三丁目にあった西洋料理店「燕楽軒」で短期間ウェイトレスとして働きます。
燕楽軒には当時の作家や編集者が多く出入りしており、宇野千代はそこで中央公論社の編集者・瀧田樗陰をはじめ、文壇の人々と接点を持つようになりました。
宇野千代の周囲に、文学の世界で生きる人たちが次々と現れ始めた時期です。
ドラマで珠が東京へ来て作家たちを身近に感じていく流れにも、宇野千代が上京後に文壇へ近づいていった経験が重ねられているのかもしれませんね。