朝ドラ『ブラッサム』に登場する葉野リョウは、主人公・葉野珠の継母です。
では、葉野リョウには実在のモデルがいるのでしょうか。
葉野珠が作家・宇野千代をモデルにしていることや家族構成を見ると、葉野リョウのモデルとして浮かび上がるのが、宇野千代の継母・宇野リュウです。
この記事では、
- ブラッサムの葉野リョウのモデル
- モデルと考えられる宇野リュウの人物像
- ブラッサムで描かれる葉野リョウ
- 葉野リョウを演じる国仲涼子さん
についてご紹介します。
ブラッサム・葉野リョウのモデルは宇野リュウ

朝ドラ『ブラッサム』の葉野リョウは、宇野千代の継母・宇野リュウをモデルにした人物と考えられます。
主人公・葉野珠のモデルは、山口県岩国出身の作家・宇野千代です。ドラマの葉野リョウは、珠の父・葉野清治の後妻として葉野家に入り、珠の継母になります。
史実でも、宇野千代は幼いころに実母トモを亡くしました。その後、父・宇野俊次が佐伯リュウと再婚しています。
葉野リョウと宇野リュウには、次のような共通点があります。
- 主人公の継母
- 父の後妻
- 幼い主人公を育てる
- その後に弟妹を産む
名前も「リョウ」と「リュウ」でよく似ています。こうした設定から、葉野リョウのモデルは宇野リュウと考えてよいでしょう。
葉野リョウのモデル・宇野リュウとは
では、モデルと考えられる宇野リュウは、どのような女性だったのでしょうか?宇野千代にとってリュウは継母ですが、幼いころから千代を育てた母でもありました。
17歳で宇野俊次と結婚
宇野千代は1897年、現在の山口県岩国市に生まれました。父は宇野俊次、母はトモです。
しかし、トモは千代を産んで1年半ほどで肺結核のため亡くなりました。その翌年、俊次が再婚した相手が佐伯リュウです。
リュウは当時17歳でした。宇野千代とは14歳ほどしか年齢が離れていません。その後、リュウと俊次の間には、4人の弟と1人の妹が生まれました。
宇野千代は6人きょうだいの長女として育っていきます。
宇野千代を実子と分け隔てなく育てた
リュウは、継子だった宇野千代にも実子と分け隔てなく愛情を注いだと伝えられています。宇野千代も、次々に生まれる弟や妹の面倒をよく見ていました。
岩国市の公式サイトには、当時の宇野千代の気持ちが紹介されています。
「小さいお母さんになったような心持」
(引用:『わたしの青春物語』宇野千代)
弟妹の世話をするうちに、宇野千代自身も家族を支える存在になっていったのでしょう。後年、宇野千代と親しかった作家・広津和郎からも、弟妹の面倒見のよさを褒められたといいます。
リュウのもとで過ごした少女時代は、宇野千代にとって大きな経験だったのかもしれません。
4人の弟と1人の妹を育てた
リュウと俊次の間には、薫、鴻、勝子、光雄、文雄の5人の子どもが生まれました。宇野千代から見ると、4人の弟と1人の妹です。
千代は異母弟妹たちの面倒をよく見ていました。そして、大人になって岩国を離れたあとも、リュウや弟妹との交流は続きます。
1926年、宇野千代は夫の尾﨑士郎と岩国の新港で半年ほど暮らしました。そのころ、リュウや弟妹たちもよく訪ねてきたそうです。
宇野千代は『生きて行く私』で、尾﨑士郎と会ったリュウの言葉を紹介しています。
「何ちゅう尾﨑さんはええお人じゃろう」
(引用:『生きて行く私』宇野千代)
宇野千代が結婚したあとも、リュウが娘やその夫と親しく付き合っていた様子が伝わってきます。
宇野千代は継母リュウを慕っていた
宇野千代は、大人になってからもリュウを自分を育ててくれた母として語っています。
その思いがよく伝わるのが、1977年に岩国で開かれた講演です。宇野千代は、すでに亡くなっていたリュウに向けて、こう語りました。
「お母、よう見ておみい。」
(引用:岩国市「宇野千代―岩国の旅―」)
宇野千代は、自分のために多くの人が集まってくれていることを、リュウに見せたいと話しています。故郷で迎えられた喜びを伝えたい相手として、継母リュウを思い浮かべたのでしょう。宇野千代にとって、リュウは生涯心に残る母だったことがうかがえます。
ブラッサムの葉野リョウはどんな人物?
宇野リュウをモデルにしたと考えられる葉野リョウ。『ブラッサム』では、どのような人物として描かれるのでしょうか。
葉野珠の継母として葉野家に入る
葉野リョウは、実母を亡くした幼い葉野珠のもとにやってきた、父・葉野清治の後妻です。その後、珠の弟と妹を産み、家族を支えていきます。
史実の宇野家では、リュウと俊次の間に5人の子どもが生まれました。『ブラッサム』では、守、俊子、英男という3人の弟妹が登場します。
人数は違いますが、継母と異母きょうだいに囲まれて育つ珠の家庭環境は、宇野千代の少女時代とよく似ています。
珠や弟妹を支える母として描かれる
葉野リョウは、「献身的に家族を支える」女性として紹介されています。実母を亡くした珠を育て、その後に生まれた弟妹たちも支える母親です。
完成披露試写会で、国仲涼子さんはリョウについて次のように話しています。
「自分の心に正直で、ときに突拍子もない行動をする珠ですが、そのすべてを母親が受け止めるという気持ちを大切に演じています。」
珠の気持ちを大きく受け止めるリョウ。宇野千代を実子と分け隔てなく育てたリュウとも、重なるところがありますね。
葉野リョウを演じるのは国仲涼子さん

葉野リョウを演じるのは、国仲涼子さんです。
国仲涼子さんにとって、連続テレビ小説への出演は『ちゅらさん』以来25年ぶりとなります。
国仲涼子さんは『ちゅらさん』のヒロイン
国仲涼子さんは、2001年度前期の朝ドラ『ちゅらさん』で、ヒロイン・古波蔵恵里を演じました。それから25年。今度は、朝ドラのヒロインを支える母親役で戻ってきます。
国仲涼子さんは以前から、40代で朝ドラヒロインの母親役を演じたいと思っていたそうです。
そのきっかけとなったのが、朝ドラ『ちゅらさん』で母親役を演じた田中好子さんでした。国仲涼子さんは、田中好子さんに公私ともに支えてもらったといいます。
『ブラッサム』で母親役の話を受けたときには、「嬉しさで涙がこぼれました」とコメントしています。
ヒロイン経験者として石橋静河さんを支える
国仲涼子さんは、『ちゅらさん』でヒロインを経験しています。その経験があるからこそ、朝ドラのヒロインが抱えるプレッシャーや不安もよく分かるのでしょう。
『ブラッサム』への出演が決まった際には、石橋静河さんについて次のようにコメントしています。
「ヒロインが背負うプレッシャーや不安もよく理解しているつもりです。石橋さんのそばで寄り添い、作品の中でも良い関係を築いていけたらと思っています。」
(引用:シネマトゥデイ」)
かつて朝ドラのヒロインだった国仲涼子さん。今度は母親役として、石橋静河さんを支える立場になりますね。
ドラマの中で、リョウと珠がどんな母娘関係を築いていくのかも楽しみです。
まとめ|ブラッサム葉野リョウのモデルは宇野リュウ?
以上、ブラッサムの葉野リョウのモデルについてご紹介しました。
葉野リョウのモデルは、宇野千代を幼いころから育てた継母・宇野リュウと考えられます。リュウは千代を実子と分け隔てなく育て、大人になってからも交流が続きました。
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