この記事では、2026年11月11日(水)放送の朝ドラ「ブラッサム」第33話のあらすじを紹介します
(ネタバレがあります)
放送日:2026年11月11日(水)
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朝ドラ「ブラッサム」第33話のネタバレとあらすじ

年が明けた1921年(大正10年)1月。
珠が「時代新報」の新人小説募集へ応募した「脂粉の顔」の結果が発表されました。
朝刊を開いた保は、そこに珠の名前を見つけます。
なんと「脂粉の顔」が一等に選ばれていたのです。
一等入選
保は驚き、すぐに珠を呼びます。
珠自身も、まさか一等に選ばれるとは思っていませんでした。
賞金は200円。
自分が書いた小説が、初めて多くの人に認められた瞬間です。
作家への大きな一歩に、珠は喜びをかみしめました。
⇒ブラッサム|賞金200円・原稿料300円は現在のいくら?大正時代の価値を比較
選評
しかし、新聞に掲載された選評を読むと、珠は少し複雑な気持ちになります。
「脂粉の顔」は題材の新鮮さを評価され、一等に推された作品でした。
選ばれたことはうれしい。
それでも、自分の小説そのものが圧倒的に認められたわけではないようにも感じます。
うれしさと悔しさが、珠の中に同時に残りました。
西尾一路
さらに珠が気になったのが、二等に選ばれた西尾一路の作品「監獄にて」でした。
その選評には、新人とは思えないほど熟達した筆致だと高く評価する言葉が並んでいます。
自分より下の順位なのに、文章そのものは高く評価されている。
珠は、西尾一路という名前を強く意識します。
もっといい小説を書きたいという気持ちが、これまで以上に膨らんでいきました。
⇒ ブラッサムの西尾一路のモデルは誰?尾崎士郎との共通点を解説
珠の変化
一等に選ばれたことで、珠の中で何かが変わり始めます。
これまでも小説を書くことは好きでした。
けれど今は、自分の作品が世の中に届くかもしれないという実感があります。
一度認められたからこそ、もっと書きたい。
もっと上手になりたい。
小説への欲が強くなる珠でした。
保との未来
一方、保が思い描いているのは、札幌に根を張って穏やかに暮らしていく未来でした。
家を持ち、この土地で生活していく。
それは少し前まで、珠も望んでいた暮らしです。
しかし「脂粉の顔」が認められたことで、珠の心には小説への思いが再び強く湧き上がっていました。
札幌で暮らしたい保と、もっと書きたい珠。
二人が思い描く未来には、少しずつ違いが生まれ始めます。
「脂粉の顔」で作家への一歩
宇野千代の「脂粉の顔」も、1921年(大正10年)1月、『時事新報』の懸賞小説で一等に入選しました。
賞金は200円。
この入選をきっかけに、宇野千代は本格的に小説家への道を歩み始めます。
そして興味深いのが、このとき二等に選ばれたのが尾崎士郎だったことです。
宇野千代顕彰会の年譜では、一等が宇野千代、二等が尾崎士郎、三等が八木東作と記されています。
後に宇野千代と尾崎士郎は出会い、同棲、結婚へと進むことになります。
作家としての出発点で、のちに人生を大きく動かす人物と名前を並べていたのですね。
ドラマで珠が二等の西尾一路を強く意識する展開にも、この史実が重ねられているのかもしれませんね。