この記事では、『ブラッサム』第8週のあらすじを紹介します。
(ネタバレがあります)
第8週では、6年ぶりに岩国へ帰った珠が、自分のこれからを見つめ直します。
小説が雑誌に掲載され、次の作品を求められた珠。好きで書くのではなく、仕事として書く道を選ぶのか。大きな決断を迫られます。
東京へ出た珠は、本格的に執筆を開始します。一方、札幌に残した保との関係にも向き合うことになりました。
ブラッサム第8週あらすじ概要|珠が作家の道へ

6年ぶりに岩国へ帰った珠を、葉野家の人々や懐かしい顔ぶれが迎えます。
珠の小説は有名な雑誌に掲載され、原稿料も受け取っていました。しかし、次の作品を書いてほしいという依頼を前に、珠は迷います。
幼いころを過ごした岩国で、珠は父・清治の生き方を知ります。清治は家に縛られず、自分らしく生きる道を選んだ人でした。
その言葉に背中を押された珠は、東京へ向かいます。珠は作家として小説を書いて生きる道を選びました。
東京では原稿に追われる毎日が始まります。しかし、「札幌に夫を残して作家の道へ」と書かれた記事をきっかけに、保との関係から目をそらせなくなります。
東京まで会いに来た保に、珠は自分の思いを伝えました。そして、保に離婚を願い出ます。
その後も原稿を書き続ける珠は、編集部で西尾一路と出会います。互いの作品を知っていた二人はすぐに意気投合しました。
一路との会話をきっかけに、珠は幼いころの父との記憶を思い出します。その思い出が、新しい小説へとつながっていきました。
ブラッサム第8週の詳しいあらすじとネタバレ
第8週では、岩国へ帰った珠が再び故郷を離れ、東京で作家として歩き始めます。
小説を書くことを仕事にする覚悟。そして、札幌で待つ保との関係。珠にとって大きな決断が続きます。
6年ぶりに岩国へ帰る珠
珠は6年ぶりに岩国へ帰ってきました。葉野家の人々をはじめ、懐かしい顔ぶれが珠を迎えます。
珠が書いた小説は有名な雑誌に掲載されていました。それを知った人々は驚き、珠に拍手を送ります。
珠の小説は、故郷の人々にも届いていました。
珠は受け取った原稿料の一部を家族へ渡します。
その一方で、心には迷いがありました。雑誌社から、次の小説を書いてほしいと頼まれていたのです。
好きだから書くのとは違い、仕事になれば締め切りがあります。お金ももらいます。
珠から相談されたリョウは、慌てて答えを出さず、ゆっくり考えるよう話しました。
父・清治の生き方
岩国で珠は、梅とも再会しました。
梅は夫婦仲もよく、嫁ぎ先での暮らしになじんでいる様子です。珠が何かを悩んでいることに気づくと、これまでさまざまなことを乗り越えてきた珠なら大丈夫だと励ましました。
その夜、珠は一人で蔵へ入り、幼いころのことを思い返します。
そこへリョウがやってきました。
珠はリョウから、清治が本家を継がなかった理由を聞きます。
長男が家を継ぐという世間の決まりを嫌い、自分の生き方は自分で選ぶ。そう考えた清治は、本家を出たのでした。
父の生き方を知った珠は、自分はこれからどう生きたいのかを考えます。
東京で作家の道へ
岩国を離れる日、珠は清治の仏前に手を合わせます。
そして東京へ向かいました。
編集部を訪ねた珠は、これからも小説を書かせてほしいと伝えます。珠は本格的に作家への一歩を踏み出しました。
珠に与えられた仕事は、約1か月で短編小説を一本書き上げること。
東京で執筆場所を確保すると、さっそく原稿に向かいます。
珠が描いたのは、故郷を離れて都会へ出た女性でした。さまざまな理不尽にぶつかりながらも、力強く生きていく物語です。
一方、札幌にいる保には手紙を書きます。頼まれた原稿を書き上げたら戻ると伝えていました。
記事に悩む珠
作家として歩き始めた珠でしたが、ある記事を目にして手が止まります。
珠の写真とともに、札幌に夫を残し、作家になるため東京へ出てきた女性として紹介されていたのです。
記事を読んだ珠は、原稿を書けなくなってしまいます。
締め切りを延ばしてもらおうと編集部へ向かいますが、なかなか言い出せません。
そんな珠の様子に気づいた秋山が、話を聞きました。
珠から事情を聞いた秋山は、作家の道を選んだのなら書くしかないと背中を押します。
珠は、自分が何のために小説を書くのかを改めて考えます。
保に離婚を願い出る
珠のもとに、札幌から保がやってきました。
保は、札幌へ戻ってからも好きなだけ小説を書けばいいと話します。
珠の小説を書く気持ちを、保は否定しませんでした。
それでも珠は、優しい保に甘えたままではいられないと思います。
珠は札幌で暮らしていたころのことを話しました。小説を書いているときだけ、生きている実感があったと打ち明けます。
保と一緒にいたい気持ちもあります。
しかし、このままでは二人とも満たされない。
悩んだ末、珠は保に離婚を願い出ました。
保が帰ったあと、珠は再び机に向かいます。原稿を書き始めますが、涙は止まりませんでした。
西尾一路との出会い
ある日、珠は編集部で西尾一路と出会います。
二人は、すでに互いの作品を知っていました。
珠が『脂粉の顔』を書いた本人だと知ると、一路も親しげに話しかけます。同じ時代に小説を書く者として、二人の交流が始まりました。
その後、珠は新しい作品を書き上げます。発表された小説の評判も上々でした。
作家たちが集まる場所で、一路は珠の文章について語ります。
珠も、一路が小説を書くようになった理由を尋ねました。
一路が話したのは、父親との思い出です。
その話を聞くうちに、珠の中にも清治との記憶がよみがえってきました。
一路の父も、珠の父も、どこか型にはまらない人物でした。
幼いころの父との思い出が、珠の新しい小説につながっていきます。
珠は一人になった座敷で、清治との日々を思い返しました。
ブラッサム第8週を史実から深掘り
第8週では、珠が札幌で書いた小説をきっかけに、作家として東京へ進みます。
モデルとなった宇野千代も、札幌で書いた『脂粉の顔』をきっかけに、小説家への道を歩み始めました。
『脂粉の顔』が小説家への転機に
宇野千代は札幌で暮らしていたころ、短編小説『脂粉の顔』を書きました。
1921年、『時事新報』の懸賞小説に応募すると一等に入選。賞金200円を手にしました。
さらに『墓を発く』を書き、『中央公論』への掲載が決まります。
札幌で小説を書いたことが、宇野千代の人生を大きく変えました。
宇野千代と尾崎士郎
珠が東京で出会う西尾一路には、作家・尾崎士郎を思わせる設定があります。
宇野千代と尾崎士郎には、出会う前から小説を通したつながりがありました。
1921年の『時事新報』懸賞小説では、宇野千代の『脂粉の顔』が一等、尾崎士郎の作品が二等に入選しています。
そして翌年、二人は東京で出会いました。
宇野千代と尾崎士郎は、のちに夫婦となります。
ブラッサム第8週の登場人物
第8週では、珠の人生に大きく関わる人物たちとの関係も変化します。
特に、札幌で珠を待つ保と、東京で出会う西尾一路が今後の物語につながっていきます。
| 人物 | キャスト | 第8週での役どころ |
|---|---|---|
| 葉野珠 | 石橋静河 | 岩国から東京へ向かい、本格的に作家として歩み始める |
| 木村保 | 金子大地 | 札幌から珠を訪ねるが、珠から離婚を願い出られる |
| 西尾一路 | 染谷将太 | 東京で珠と出会う小説家。珠と文学を通して交流を深める |
ブラッサム第8週まとめ
第8週では、珠が故郷の岩国から東京へ向かい、作家として生きる道を選びます。
保との関係には大きな決断を下し、東京では西尾一路との新しい出会いもありました。