朝ドラ『ブラッサム』第6週では、葉野珠(石橋静河)と木村保(金子大地)の人生が大きく動きます。
妊娠を知った珠は、保とともに子どもを迎える準備を始めます。しかし、二人を待っていたのは悲しい別れでした。
その後、珠と保は東京を離れ、北海道・札幌へ。珠の新しい暮らしと仕事が始まります。
この記事では、『ブラッサム』第6週のあらすじを紹介します。(ネタバレがあります)
今週の見どころ
- 珠の妊娠と保との結婚
- 早産で生まれた娘との悲しい別れ
- 札幌で始まる新生活と仕立物の仕事
ブラッサム第6週のあらすじ・ネタバレ

1918(大正7)年5月。妊娠3か月とわかった珠は、戸惑いながらも少しずつ母になる喜びを感じ始めます。保は卒業まで勉強を続けたいと考えていましたが、二人には出産費用や生活費の問題がありました。
そこへ、札幌の銀行に勤める木村正吾が現れます。正吾は二人を援助する代わりに、保が卒業後、札幌で働くことを提案。珠と保は結婚し、北海道へ行く道を選びました。
ところが、珠は妊娠7か月を過ぎたころに激しい腹痛に襲われます。
翌1919(大正8)年1月、女の子を出産しますが、赤ちゃんは早産のため亡くなってしまいました。
悲しみに暮れる二人は、新しい土地で一からやり直すことを決意します。3月、珠と保は札幌へ。珠は裁縫の腕を生かして仕立物を始め、少しずつ町の人々とのつながりを広げていきます。
そしてある晩、頼母子講で千円という大金を引き当てました。
▼『ブラッサム』週別あらすじ
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ブラッサム第6週の詳しいあらすじ
第6週の前半では、珠の妊娠をきっかけに、保との将来が大きく動き始めます。二人は生活費や保の大学卒業について悩みながら、これからの暮らしを考えていきます。
珠が妊娠を知る
1918(大正7)年5月。珠は妊娠3か月であることを知ります。突然の出来事に、珠も保も戸惑いました。
それでも珠は、少しずつ母親になる喜びを感じるようになります。一方、二人が悩んだのはお金のことでした。
保は、結婚もしないまま子どもを産ませることになったと珠に謝ります。ただ、大学を卒業したいという思いも捨てられませんでした。
卒業すれば、今より給料のよい仕事に就けます。保は残り一年半だけ勉強を続けたいと珠に話しました。
珠は岩国の葉野家にも妊娠を知らせます。木村家にも保から手紙が届きましたが、援助できるほどの余裕はありませんでした。
正吾が札幌行きを提案
そんな二人の前に現れたのが、木村正吾(三宅弘城)でした。正吾は保の母・照子の従兄で、札幌の銀行に勤めています。
正吾は出産費用や保が卒業するまでの生活を支える代わりに、卒業後は札幌で働かないかと持ちかけました。北海道では開拓が進み、多くの人々が集まっていました。
正吾の話を聞いた二人は、結婚して札幌へ向かうことを決めます。
珠は「悠樂軒」や「首都公論」で世話になった人々にも結婚を報告しました。黒崎から小説について聞かれると、まずはおなかの子どもを優先したいと答えます。
秋山格之介にも挨拶しました。結婚を前にした珠へ、秋山は結婚には不純さも矛盾もあると語ります。
そして、そんなところにこそ人間らしさがあるのだと話しました。
珠が女の子を出産
結婚した珠と保は、生まれてくる子どもを待ちながら暮らし始めます。しかし、二人を待っていたのは思いがけない悲しみでした。
珠は結婚後も、本郷の書店「ぶくぶく堂」に足を運びます。店主の本田からは、土橋風子の短編集『花手帖』を結婚祝いとしてもらいました。
ところが秋、妊娠7か月を過ぎた珠を突然の激しい腹痛が襲います。それから二か月後の1919(大正8)年1月、珠は女の子を出産しました。
しかし、赤ちゃんは七か月の早産でした。珠と保の娘は、静かに息を引き取ります。
深い悲しみに包まれる二人。日常を取り戻しかけたある晩、珠は引き出しの中に残っていた赤ちゃんの肌着を見つけました。
こらえていた涙があふれます。保も珠を抱き締め、二人で泣きました。
保が札幌へ行くと決める
翌朝、保は予定を変えて札幌へ行くと珠に伝えます。
大学を卒業することよりも、二人で何も知らない土地へ行く道を選んだのです。札幌で一から生活を始めようと考えました。
珠も保の決意を受け入れます。悲しみを抱えながら、二人は東京を離れる準備を始めました。
珠と保が札幌へ
珠と保は東京の人々に別れを告げ、北へ向かう列車に乗りました。札幌では正吾が、二人のために広い借家を用意していました。
正吾の妻・浪江(杉田かおる)も二人を温かく迎えます。浪江は近所の人々を珠に紹介し、頼母子講にも誘いました。
頼母子講は、地域の人たちがお金を少しずつ出し合い、まとまった金額を順番に受け取る仕組みです。
珠が心を動かされたのは、浪江が履いていた足袋でした。何度も繕ってありましたが、丁寧に洗われ、きれいに使われています。
物が少なかった北海道では、破れても修理しながら大切に使ってきたと浪江は話しました。珠は札幌での暮らしを浪江から学んでいこうと決めます。
珠が仕立物を始める
裁縫が得意だと知った浪江は、珠に仕立物を仕事にしてみてはどうかと勧めます。近所には、手間賃を払ってでも縫い物を頼みたい女性がいました。
珠も久しぶりに心が弾みます。保の了承を得ると、家の戸に「御仕立 縫ひもの 承ります」と書いた紙を貼りました。
やがて珠の仕立物は丁寧だと評判になります。注文が増えるだけでなく、女性たちが珠のもとへ集まるようになりました。
いつしか仕事場は、近所の女性たちのたまり場になります。
ある晩、珠は保に、仕事を頼んでもらえることがうれしいと話しました。破れた布は元には戻りません。それでも、しっかり縫えば丈夫になります。
珠は、自分自身も同じなのだと感じていました。そして涙を浮かべながら、札幌へ連れてきてくれた保に感謝を伝えます。
頼母子講で千円を引き当てる
北海道に長い冬がやって来ました。
珠は妊娠中の近所の女性から頼まれ、持ち込まれた浴衣を赤ちゃんの肌着へ仕立て直します。自分が失った子どもを思わせる仕事でしたが、珠は磨き上げた針を手に一針ずつ縫っていきました。
そんなある晩、珠と保に思いがけない幸運が訪れます。
頼母子講で千円という大金を引き当てたのです。新天地で歩き始めた二人の暮らしに、大きな変化が訪れようとしていました。
ブラッサム第6週を史実から深掘り
第6週から舞台は北海道・札幌へ移ります。葉野珠のモデルとなった宇野千代にも、夫と札幌で暮らした時期がありました。
宇野千代も札幌へ移住
宇野千代は1919(大正8)年、藤村忠と結婚しました。その後、藤村忠が北海道拓殖銀行へ就職し、夫婦で札幌へ移ります。
札幌へ移った千代は、女学校時代に身につけた裁縫を生かして仕事を始めました。仕立物で収入を得ながら暮らしていたのです。
ドラマで珠が札幌へ移り、裁縫を仕事にする展開と重なる部分があります。
仕立物と頼母子講
宇野千代の札幌時代には、仕立物だけでなく頼母子講にまつわる出来事もありました。
千代は仕立物で得たお金を頼母子講の掛け金にしていました。まとまったお金が回ってきたことをきっかけに、家を手に入れることにもつながっていきます。
第6週の終盤に登場する頼母子講の大金も、宇野千代の札幌時代を思わせるエピソードです。
そして札幌での生活は、千代が小説家へ進む転機にもつながりました。のちに短編『脂粉の顔』を書き、時事新報の懸賞小説に応募します。
1921(大正10)年、『脂粉の顔』は一等に選ばれました。札幌は、宇野千代が作家として歩き始めるうえでも重要な土地だったのです。
ブラッサム第6週の登場人物
第6週では、珠と保に加え、北海道で二人を支える木村正吾・浪江夫妻が登場します。札幌へ舞台が移ることで、人間関係も大きく広がっていきます。
| 人物 | キャスト | 第6週での役どころ |
|---|---|---|
| 葉野珠 | 石橋静河 | 妊娠・出産と娘との別れを経験し、保と札幌へ。裁縫を生かして仕立物を始める。 |
| 木村保 | 金子大地 | 珠と結婚。娘を失ったあと大学卒業を待たず、珠と札幌へ向かう。 |
| 木村正吾 | 三宅弘城 | 保の母・照子の従兄。札幌の銀行に勤め、珠と保の北海道行きを支える。 |
| 木村浪江 | 杉田かおる | 正吾の妻。札幌へ来た珠を迎え、近所との付き合いや頼母子講を教える。 |
| 秋山格之介 | 高良健吾 | 結婚を報告する珠に、結婚と人間について独自の考えを語る。 |
| 土橋風子 | 尾野真千子 | 人気作家。珠は本田から風子の短編集『花手帖』を結婚祝いとして贈られる。 |
ブラッサム第6週まとめ
『ブラッサム』第6週では、珠と保が結婚し、娘との悲しい別れを経験しました。その後、二人は北海道・札幌へ移り、新しい生活を始めます。
珠は裁縫を生かして仕立物を始め、少しずつ札幌で自分の居場所をつくっていきました。